世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

坂本龍一さんの訃報

2023年04月03日 23時57分27秒 | Weblog
昨晩帰宅して、一服しているときに教授、坂本龍一さんの訃報を知った。
そしてそのまま泣き崩れた。
これから坂本龍一がいない人生を送るのか…という喪失感で目の前が真っ暗になった。
一昨年、はじめて映画「戦場のメリークリスマス」を銀座で見て、改めてあの音楽の良さを感じた矢先であった。

2021年05月16日「戦場のメリークリスマス」

「ラストエンペラー」のアカデミー賞受賞の際の坂本さんのかっこよさも鮮烈に覚えているが、中3の夏、バルセロナオリンピックの開会式で「El Mar Mediterrani」で指揮していたお姿、音楽の美しさにも衝撃を受けた。
Barcelona '92 | Ryuichi Sakamoto | Finale "El Mar Mediterrani"


元カレが教えてくれたYMOの「千のナイフ(武道館 1980)」の気持ち良さなど、色々なことが頭を駆け巡り、昨日はよく眠れなかった。
あと高校時代か大学時代に「どうやら矢野顕子さんっていう人と結婚しているらしい」ということを知り、勝手にモヤモヤして矢野顕子さんのエッセイやアルバムも買ったこととか…(そして矢野顕子さんを好きになるというね…)。ちなみに二人の離婚を知ったのは心療内科の待合室だったのも覚えている。携帯のezwebのニュースで知った。

生の坂本さんを見たのは2012年の反原発のイベント。あれが最初で最後になってしまった。
日比谷を歩いていたら偶然、その集会に遭遇したのだ。音楽だけじゃなく、自分の想いをはっきりと述べる人でもあった。

一言では今の気持ちを表現できない。
でもやはり感謝という言葉が適切か。
色々な曲で気持ちよくさせてくださりありがとうございます、と。
これからも坂本さんが作った曲を私は聴き続けていくだろう。芸術は永遠に生き続けるのだから。




ということで今日は二日酔いと喪失感、そして寝不足で新年度を迎えた。
入社24年目の初日。予期不安でソワソワしてしまい、ソラナックス(頓服)を入れた。ちょっと眠かったがなんとか乗り切った。

どんぐり、どんぐり。


先般、友人が「仕事はお金をもらうツールにすぎない」と言っていて「なるほど!」と膝を打った。
そう、まさにそうなんである。決められた仕事を粛々とこなしていればいいんである。聖職者の彼女がそう言うんだから、それでOKなんだと思えた。

遣り甲斐や思いやりという感情なんて持つから搾取されるのであって、日々淡々と仕事をこなしてお金もらって他人に迷惑をかけずに人生をまっとうできたら上出来なんである。それが45歳にしてたどり着いた悟りの境地だ。


夕食は丸亀製麺。
二日酔いで昨日から胃の調子がわるかったのだが、やっと食欲が回復した。