世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

雪の日は

2022年02月10日 23時36分32秒 | Weblog
心療内科デー。
従来ならば、会社→駅そば→帰宅→心療内科というルートを辿るのだが、今日は雪。

ねぇ、君。雪が降っていますよ。(嶽本野ばら「世界の終わりという名の雑貨店」)


一旦帰宅するのが億劫なので、心療内科の近くにある喫茶店でディナー。
雪の日は自分に甘くなるのは私だけだろうか。


喫茶店のナポリタンって独特の味付けで美味しいよな。


温かいコーヒーに悴んだ身が解れてく。


この喫茶店は喫煙所が設けられているので非常にありがたい。
喫煙所ならば駅前にもあるのだが、ぎゅうぎゅう詰めのなか、傘を差しながらの喫煙は実にストレスフル。
数本吸って、「そろそろ時間だな」と思い、会計。

って、いつも通り心療内科に入ると待合室に人がいない…!!

えええ?って思っていたら、受付の人曰く、今日の夜の予約患者は私だけっぽい。
雪を警戒し、みなさんは他の日にずらしたんだそう。

コートを脱いで、そのまま診察室へ。
待たせてしまったことを謝罪しながら入室。

「どうでしたか?その後」というクマ医師の誘導尋問でこの6日間を語る。

上司とは距離感を保ち、やりとりは全てメールで行っていて、ちょっとしたリモートワークみたいで快適な旨を報告。
でもやはり、パワハラが怖くてしょうがない。物音や動作に威圧感を感じるとソラナックスをポリポリしてしまうことも言い添えた。
仕事をしているのに、いきなり大声をあげられたことがトラウマになってしまっているもよう。
「また不条理なことで怒られるんだ」と予期不安が起きるのである。

一応、フロアのドンみたいな女性の先輩にもパワハラについて相談に乗ってもらっているし、パワハラな上司とは距離感を保っているので、状況的にいいんじゃないか?とクマ医師。
「あなたは悪くないですし」と強い口調で念を押す。
嗚呼、そういえばそうかもしれない。納得した。

デパケンのおかげで躁状態がおさまった。
絶叫することも衝動的になることも少なくなった。
11月、12月、1月に他人に話しかけたり落ち着きがなかったのも、一種の躁状態にあったからだと思う
そのことを言うと、クマ医師は頷きながら電子カルテにすんごい勢いで何かをしたためていた。

その他、デパケンで感情が希薄になり、他人に素っ気なくしてしまうことも報告。
デパケンの顆粒を少な目にしてもらった。

デパケンでお腹が張ると言ったら、暫し考え込み、医学書を捲るクマ医師。
デパケンにその副作用はないはずなんですけれども、とのこと。
でもとてもひどいので、整腸剤を出してもらった。

今日は他の患者さんがいないので、30分、じっくりと話し込めた。
「まだ精神的に不安定ですね。週に一度の通院を続けてください」と言われた。
大変なんだけど・・・しゃーない。

前回の診察でお写真を頂いたので、そのお返しに宮古島の星空フォトで作った自分年賀状を贈呈。
「わあ!!わわわ!」
とビックマ!状態になるクマ医師。もらってくれてありがとう。未使用なので、いらなかったら郵便局でお金に変えてくださいまし。


処方変更あり
マイスリー、ソラナックス、パリエット、防風通聖散、ハルシオン、デパゲン。
ニューフェイスの酸化マグネシウム錠。


薬局が開いていたのでお薬ゲット。
薬剤師さんに「私のせいでクマ医師先生や受付の人を待たせてしまいました」と言ったら、「いつも待たされているのでいいんじゃないですか?」と言われて思わず爆笑。たしかに。


雪がちらつく中、帰宅。
最近ペンパルになった愛知県の野ばら友から誕生日プレゼントが届いていた。

ねぇ、君。雪が降っていますよ。

雪が降ると一斉につぶやき始める同志たち。
嶽本野ばらという一人の作家によって芽生えて育った絆を大事にしたい。


デパケンで感情が希薄になってしまったが、野ばら先生関連については別腹。
嬉しい気持ち、大好きな気持ちが胸に込み上げてくる。
別腹ならぬ「別薔薇」・・・なんちゃって。


ゆっくりと湯に浸かり、まったりと母と電話をして、今。
こんなに早く帰れるとは思っていなかったので、とても得をした気分だ。


明日から三連休なので気分が軽い。
雪、積もるかな。