世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「江戸の恋」

2022年01月30日 23時24分57秒 | Weblog
10時半に起床。でも結局布団から出たのは11時。9時間以上寝たのにまだ眠い。新しい薬「デパケン」の副作用に傾眠とあるので、そのせいかと思う。

カップラーメンを食べたあと掃除、洗濯を終えてまったり。
昨日買っておいた文明堂のどら焼きを食べる。


餡がぎっしり。皮もふっくらしっとりしていてとても美味しい。


昼過ぎに表参道にある「太田記念美術館」へ。



「江戸の恋」展が今日までなので急いで行った。


表参道にあるこじんまりとした美術館で来るのは初めてである。

明治時代の浮世絵師、月岡芳年が描いた「月百姿 はかなしや波の下にも入ぬへし つきの都の人や見るとて 有子」と半年ぶりに対面。
前回は日比谷で見たのだけれども、今日は見られると思っていなかったので感激。



叶わぬ恋に絶望し、海に身を投げようとしている。涙が止まらず、琵琶の演奏が続けられない様子。可憐だけど見てて胸が苦しくなる。構図が秀逸。水面に映る月光の表現も圧巻。


あと印象的だったのは腕に贔屓の客の名前を彫る遊女の苦悶の表情を描いた作品。コロナワクチンを打つときの私の顔みたい。



イケメン僧侶・安珍を追ううち蛇体となり川を渡った清姫の姿に感激。その執着心、わかりみが深い!



「つれびき」(鈴木春信)。
ギター弾きながらイチャイチャする一昔前のサブカル好きカップルに見えるのは私だけだろうか。
微笑ましくていいなと思った。
当たり前だけど、江戸時代にも恋愛はあったのだな。


他にも、客に来てほしいが故、深夜2時に客宛のDM(手紙)を必死の形相でしたためる遊女の絵とか、とても面白かった。

今みたいにSNSがない時代のピュアな恋愛に思いを馳せながら美術館を出た。

今朝、NHK「日曜美術館」で放映されたせいか、最終日だからか、けっこう混んでいた。

いつも原宿に行くとぶらぶらするのだが、天気が曇りのせいかとても寒く感じたので早々と地元に戻った。

夕食は久々にアジフライ。


揚げたてのサクサクのをがぶりと噛みつく。至福。


今週末はゆっくりできた。
といっても、小さくなった石鹸を集めてレンジでチン、固めて一つの大きな石鹸として再生させたり、汚れた化粧用のパフを洗ったり、名もなき家事を積極的にこなせたので満足度も高い。

新しい一週間も恙なく終えて、早く心療内科まで泳ぎ着きたい。
クマ医師に良い報告ができればいい。