世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

晩秋の雨

2016年11月08日 23時33分21秒 | Weblog
ぐんと冷え込んだ朝。
「今日こそはトレンチコートの最終日になるかも(明日からは冬用のコート着ようかしら)」
と思いながら出勤。

仕事は稟議書の作成、そしてダメな制服の業者にイラおこ。
「ああ、その件ですか。アシスタントが異動して引継ぎされていないのでわからないんですよねえ」
とドヤ顔で言うな、営業マン!
ヌッコロスぞ。

そうそう、ずっと病欠で休んでいた後輩男子が無事に復活。
決算関係の書類のチェックをしてもらった。指摘事項がなくてよかった・・・。

ふと時計を見ると16時。
晩秋の夕刻、しかも曇りの日のこの時間の物悲しさよ。
遠くでギィギィと鳴く鳥の声が一層物悲しさを助長している。



今日は退社後に考え事をしたかったので喫茶店に寄った。
ツナチーズサンドとほろ苦いコーヒーで脳内を活性化。


♪ダバダ~


メモを片手に一人KJ法。
大学時代、KJ法について勉強した。
川喜田二郎氏が提唱した、多数の情報を整理、分析するための技法 (言語データの収集→カードの作成→グルーピング→タイトルづけ→図解→文書化)。
以来、小さなメモを使って考えを纏めるクセがついた。

一息ついたところで、中学校の先生をしている友人からLINEが入った。
各学校では文化祭シーズン真っ最中だ。

中学生のときの文化祭で、「人体神秘の世界」と銘打って迷路をこしらえた我がクラス。
口から肛門までをダンボールなどで再現(しかも迷路)。
私は小腸担当で、柔突起を作った。ビニール製の手袋に綿を詰め込んでダンボールに仕組んだ。

どこかの臓器担当者は、石ころを床に敷き詰めてドSを発揮していたっけ。
楽しかったなあ。


今の子達の文化祭はITを駆使し、動画なんかを作るんだとさ。
出し物というか、ちょっとしたインスタレーショーンなのだそうだ。
それに比べると我々のアナログなことといったら。




「閉店時間です」
とウエイトレスが言いに来た。
友達とのLINEに夢中になってしまった模様。

散乱したメモを片付けて、店を出た。

小雨が降っている。
秋はやっぱり物悲しい。


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