世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

映画『この世界の片隅に』

2016年11月20日 22時45分28秒 | Weblog
ミツバチに追われる悪夢で目が覚めた午前5時。
マイスリーを追加して二度寝をし、起きたらお昼だった。

今朝はセブンの「金のビーフシチュー」と牛乳パン。





探し物をしていたらあっという間に夕方になってしまった。
池袋へ映画を観に行くことにした。

池袋Humaxへ。



「この世界の片隅に」









一時間以上後の回のチケットを買ったのだが、残り3席だった。
本当は先週観に行きたかったのだが、軒並み満席で今週になってしまった。



【あらすじ】
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。



感想は、かなりの良作であるということ、その一言に尽きる。
想像の上をいっていた。
一人でも多くの人に観てもらいたいと思う。


戦時中及び戦後の話なので悲壮感いっぱいの作品かと思ったのだが、そうではなくて、主人公・すずたちの普遍的な日常がユーモラスを交えて丁寧に描かれていた。知恵と工夫でいっぱいの生活だ。
小姑のいじめにハゲを作りながらも、すずは淡々と日々を生きる。
前半は、ぼ〜っとした性格のすずに幾度か笑わされた。

空襲のシーンでは心臓がバクバクと脈打つのが感じられるほど怖かった・・・。

綺麗なだけではなく、人間の黒い部分、戦争の残酷さも描かれているのだが、どうしてだろう、観た後に前向きになれる作品だった。
世界の片隅で、懸命に生きることの尊さが作中のたんぽぽのように凛として描かれていた。


原爆投下後に会うすずの妹・すみの様子に、我が妹・芋子を重ねてしまい涙腺崩壊した。
また、エンドロールの最後の最後の絵には嗚咽を禁じえなかった。



原作を描かれた「こうの史代さん」の「夕凪の街 桜の国」も好きだが、ぜひ本作品の原作も読んでみようと思う。
そして、広島には何度か行っているのだが呉には行ったことがないので、いつか行ってみたいと思った。





映画『この世界の片隅に』予告編





街は既にクリスマスモード。




さて、明日からまた新しい一週間が始まる。
頑張ろう~。