世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

草の想い

2016年10月27日 23時06分58秒 | Weblog
清々しいほど、秋めいた一日だった。
今日のお昼ご飯はザ・和食という茶色に染まったお弁当。


あまりに気持ちがいいので、昼休みに隣の公園をブラブラ。
吉熊の写真も撮ったのだが、保存されていなかったもよう。
ごめんね、吉熊。


午後は決算短信のチェックをし、支払いの締めを行った。
なんだか忙しい・・・。

退社後に歯医者さんに行った。
3ヶ月に一度、定期健診に行っている。
ここ2週間ほど、左下の犬歯のちょっと後ろの歯茎が腫れていて、かゆい。
隔靴掻痒という言葉があるが、アレに似た感じとでも言おうか。
掻き毟りたいのに場所が場所だから豪快に掻けないもどかしさっつーのかな。

さっそく冬彦似の歯科医にその旨を言った。
「ここですね。ああ~、ちょっと腫れていますね」
と冬彦先生。
歯と歯茎の間に歯石が入り込んでいたもよう。
器具で刺激されると、めっさ気持ち良くてうっとりしてしまう。
痒いところに手が届き、強めに掻く・・・あの安堵感。

その後、ニューフェイスの歯科衛生士が汚れを取ります、と宣言。
雑誌MOREに出てきそうな若い女子である。

衛生士「ああ、汚れていますね。コーヒー飲みますか?」
私  「コーヒーも飲みますが、きっとヤニだと思うんです」
衛生士「ですよね~。女性の患者さんに『タバコをお吸いですか?』と聞くと『吸わないわよ?』と言われちゃうんで、まず『コーヒー飲みますか?』って言うんですよ」
私  「お・・・おう」

手捌きはそんなに悪くない。普通。

会計も彼女が担当しているのだが、次回予約日に金曜日を打診してきた。
私  「金曜日は飲み会が入るかも(←リア充アピール見栄)」
衛生士「いいなあ。私、飲めないんですよ。いつもウーロン茶なんです」
私  「まあ、かわいい」
衛生士「うふ」

なんだろうなあ。このメルヘンな会話。でも不思議と唇が綻んでしまう。彼女のほっこりっぷりに。
憎めない人って得である。





今日は記念日だ。
★「千津子の命日」

毎年書いているが今日は大林宣彦監督の映画「ふたり」の主人公の姉・千津子の命日だ。
主人公・実加が、第九の夜、姉が好きだった神永青年に
「10月27日、姉は死にました」
と言っている台詞があり、毎年10月27日になるとあの台詞が耳に蘇ってくる。
中学生のときに観て、以来、舞台になった広島県の尾道に憧れていた。
数年前まで毎年夏休みに尾道に行っていた。
この日が来ると千津子のように夭折した友人を想う。
そして、尾道に行きたくなる・・・!!

エンディング「草の想い」は、大林監督と音楽監督を担当した久石譲によるもの。
「昔 ひとの心に言葉一つ生まれて
 伝えてね この声を 草の想い」

初めて観た日以来、何度口ずさんできたことか。



草の想い~ふたり・愛のテーマ 大林宣彦、久石譲





★テディベアの日
そう、今日はテディベアの日。
アメリカの26代大統領セオドア・ルーズベルトは、狩りで小熊にとどめの一発を撃つのを拒絶した。
このエピソードにちなんで、発売された熊のぬいぐるみが「テディベア」である。
10月27日はセオドア・ルーズベルトのお誕生日で、この日がテディベアの日になった。

知ってた?10月27日はテディベアの日!!


記念日だからと言うわけではないのだが、今日、まじまじと吉熊を凝視したら、んもう、可愛くて可愛くて、メロメロになった。
これからもよろしくね、吉熊。












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アルコール度数3.7%

2016年10月27日 00時12分47秒 | Weblog
心療内科デー。
待ち時間4時間弱。
この心療内科にしては短い待ち時間だった。患者さんが少なかったからかな。

待ち時間に読書。
嶽本野ばら先生の「デウスの棄て児」の続きを読む予定が、うっかり「ロリヰタ。」を持ってきてしまい、読んでいた。
何度読んでも、野ばら先生の作品は「そうそう、ここの表現、いいんだよなあ」と思えるところが多数見つかる。
表現がまさに芸術で読んでいて恍惚としてしまうのである。またストーリーの骨組みもしっかりしているので、読了したときにすっきりする。すっきりしつつ、何か優しい気持ちが続く。

本作は作家である主人公と、モデルの少女の純愛。
でも少女が年齢的にアレで、主人公は「乙女のカリスマ」という定評を得ていたものの、あるスクープが切欠で、一気に「ロリコン」と世間から誤解されるのである。何度読んでも、辛いのだけれども、「僕」が「君」に向けてしまった愛情がピュア一色なので読んでいて涙が出そうになる。何時でも。


お腹が空いたので、受付に断ってコンビニへ。
本当は19時以降の外出は防犯上禁止されているのだけれども、10年も顔馴染みの受付男子は断れば「どうぞ」と気持ちよく送り出してくれる。
近くの商店街にある灰皿で一服し、コンビニへ。
冬季限定のチョコレートが販売されていて、そのパッケージが美しかったので、購入。
普段はあまり甘いものを食べたいとは思わないのだけれども、ラム&レーズンという味に惹かれた。
待合室に戻り、チョコレートを口に含みながら、野ばら先生の本を読む。チョコレートを舐めるように、一文一文を舐めまわすかのように読む・・・う~ん、口も脳内も甘美である。

ふとパッケージに目を移すと、「アルコール度数3.7%」と記載されているではないか~!!
hideの曲「D.O.D」の中で、 「病院が怖くて、酒が飲めるか!!産婦人科で宴会しようか?」 という歌詞があるが、似たようなものを感じてしまった。



22時過ぎ、名前を呼ばれた。

クマ医師、今日もブルーのシャツをお召し。お気に入りなのかな。
まず、先日の成人病検診の結果を渡した。
貧血だけ引っ掛かってしまい、でもそれ以外は問題なし。
貧血の数値が3年前より悪くなかったことについては、恐らく漢方薬の効果だとクマ医師。

他は仕事やプライベートの確認をされた。
すんげー勢いで電子カルテに何かを記入するクマ医師。

「・・・そうですね。うん。そういう時は考えても仕方が無いので考えないようにしましょうか」
などというアドバイスをいただいた。

制服の申請の電子化については、「良かったですね」と褒めてもらえたので嬉しかった。


処方の確認をされ、「あの、これ」と野菜ジュースを贈呈した。
前回、美容ドリンクをいただいたので、そのお礼である。
「すいません、いつも」
と言いながら受け取るクマ医師。

今回は、マイスリーの減薬を3日間頑張ったのだが、生理前の不眠が酷かったので断念した。
次回こそ「先生、減らせました」という明るい報告ができるよう、頑張りたいものである。
こんな前向きな気持ちになれたのは、アルコール度数3.7度のおかげだろうか。

あ!もう一つ聞きたかったことがあったのだが、すっかり忘れた。
アルコール度数3.7%のせいだろうか。これだから下戸は・・・。





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