カトレアの存在を知ったのは高校1年生の春休み。当時付き合っていた彼氏がX JAPANのファンで、hideのソロアルバムを貸してくれた。その中に「honey blade」という曲があった。近親相姦の関係が破綻し、娘に去られる父親の悲哀を歌ったものだった。娘は「カトレアと手紙」を残して姿を消す。父親は冷たい銃口を額に当て…。
「で、カトレアって何だべ?」
ネットなんて無かった時代、田舎の女子高生だった私は、雀宮図書館に寄り、図録で調べたのであった。
「うわー、スゴい花だなあ」
当時、花に興味がなかった私。
カトレアの物々しい様子にたじろいだ。
ロックを生業としているhideがどうしてこの花を知っているのだろう、とも思った。
ロックと花が結び付かなかったのである。
あれから18年。
毎年、世界らん展に行くが、カトレアを見る度に初めてできた彼氏とhideを思い出す。
っつーことで今年も行ってきた。
世界らん展2012@東京ドーム。一日いても見たりないぐらいなのだが、体力的なことを考慮し、15時から入場(15時からだと入場料が500円安くなる)。

入場すると甘い香りが鼻孔をくすぐった。

若かりし私を虜にしたカトレア。


これでもかっつーぐらいカトレア。




ディスプレイ部門
こういう発想ってどこから湧き出てくるんだろう。

キューピーちゃんに胸キュン。

拙者、花の接写が好きでござる(寒々しいダジャレ)。




邪悪なことを考えていそうな吉熊上司と後輩男子タイスケ君みたいな蘭。

後輩女子Cちゃんと私。

吉熊、蘭の香りにうっとり。


今日の傑作1

傑作2

傑作3

傑作4

傑作5

傑作6

鳥バード?ホロッホー。


假屋崎省吾の作品。
毎年斬新!

この蘭1基でもすごいのに。
だんだん感覚がマヒしてく。


平安、雅の世界。
蘭人形の隣に小野小町の巨大百人一首があった。
「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」


花弁に絵柄がプリントしてある蘭。
かわいい。

藤のように垂れ下がっている。

静かな蘭。







エビネは撮っていて楽しい。

こんなに小さくても一生懸命に咲いている。健気だなあ。

その他

この赤がキュート。

私と妹・芋子みたい。

儚げで美しい。

例年大混雑するのだが、今年はそうでもなかった。
一輪一輪が健気に誇らしく、そして美しく咲いていて、見てて心が洗われた。
綺麗なものを見た後の充実感は何物にも代え難い。
カトレアを見ながら、なかなか思い出を捨てられない自分を感じた。生きれば生きるほど、思い出が増えていく。日常生活の中にある何の脈略がないものが引き金となり、思い出が脳内で弾ける。34年生きてきた実感である。









「で、カトレアって何だべ?」
ネットなんて無かった時代、田舎の女子高生だった私は、雀宮図書館に寄り、図録で調べたのであった。
「うわー、スゴい花だなあ」
当時、花に興味がなかった私。
カトレアの物々しい様子にたじろいだ。
ロックを生業としているhideがどうしてこの花を知っているのだろう、とも思った。
ロックと花が結び付かなかったのである。
あれから18年。
毎年、世界らん展に行くが、カトレアを見る度に初めてできた彼氏とhideを思い出す。
っつーことで今年も行ってきた。
世界らん展2012@東京ドーム。一日いても見たりないぐらいなのだが、体力的なことを考慮し、15時から入場(15時からだと入場料が500円安くなる)。

入場すると甘い香りが鼻孔をくすぐった。

若かりし私を虜にしたカトレア。


これでもかっつーぐらいカトレア。




ディスプレイ部門
こういう発想ってどこから湧き出てくるんだろう。

キューピーちゃんに胸キュン。

拙者、花の接写が好きでござる(寒々しいダジャレ)。




邪悪なことを考えていそうな吉熊上司と後輩男子タイスケ君みたいな蘭。

後輩女子Cちゃんと私。

吉熊、蘭の香りにうっとり。


今日の傑作1

傑作2

傑作3

傑作4

傑作5

傑作6

鳥バード?ホロッホー。


假屋崎省吾の作品。
毎年斬新!

この蘭1基でもすごいのに。
だんだん感覚がマヒしてく。


平安、雅の世界。
蘭人形の隣に小野小町の巨大百人一首があった。
「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」


花弁に絵柄がプリントしてある蘭。
かわいい。

藤のように垂れ下がっている。

静かな蘭。







エビネは撮っていて楽しい。

こんなに小さくても一生懸命に咲いている。健気だなあ。

その他

この赤がキュート。

私と妹・芋子みたい。

儚げで美しい。

例年大混雑するのだが、今年はそうでもなかった。
一輪一輪が健気に誇らしく、そして美しく咲いていて、見てて心が洗われた。
綺麗なものを見た後の充実感は何物にも代え難い。
カトレアを見ながら、なかなか思い出を捨てられない自分を感じた。生きれば生きるほど、思い出が増えていく。日常生活の中にある何の脈略がないものが引き金となり、思い出が脳内で弾ける。34年生きてきた実感である。









