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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

芥川賞田中さん「こんな所に引きずり出され…」

2012年02月23日 | Weblog
仕事が落ち着いたので、今日は喫茶店でのんびり読書。
クリームサーモンサンドとよもぎベーグル。


田中慎弥氏の「共喰い」を読む。

あと数ページっていうところで「当店はまもなく閉店させていただきます」という店員の声が。
…嗚呼、まさかの寸止め。

寝る前にじっくり読むか。

ネットを立ちあげたらこんな記事が。

芥川賞田中さん「こんな所に引きずり出され…」(読売新聞) - goo ニュース

格好いい!


春はもうすぐ。

2012年02月23日 | Weblog
私、後輩男女たちが作成した予算を、吉熊上司がチェックしはじめた。
例年、この時期の彼の顔には近寄りがたいストイックさが漂う。
眉間に無数の皺が寄り、独り言が多くなる。「なんだよ…」「どうしようか…」など。

「ちょっとお訊きしたいことがあるんですが」なんてとてもじゃないが言えない。言えないよ(By郷ひろみ)。
だから報告・連絡・相談を最小限にして、勝手に進めてしまうことが増えた。

「ここ違うよ」
という彼の言葉にビビる私。
他の作業をやっていても常に意識は吉熊上司に向いているので、席を立ってすぐに彼のパソコンを覗き込む。

ピボットボタンを押し忘れて数字が違ったり、もう「すいません」としか言えない。生きていてすいません状態である。
来年の予算作成時の為に「間違えないようにノート」に記載するが、記載したことも忘れてしまう私を吉熊上司は既に知っている。

「今日の俺、心が広いから(君がこんなにミスしても怒らないだろ?)」
と、パソコン越しの彼の笑顔を見たとき、嬉しくなってしまった。張り詰めた糸が緩んだ。

吉熊上司による予算チェックと調整が終わるまで、毎日アドベンチャー。
あれは忘れもしない7年前。
新店の数を間違えて、すげー怒られて、喫煙所で涙したっけ…。
だからこの時期は、「明日は怒られませんように」と祈りながら眠りに就くのである…。

気付けばあと一週間で弥生。
春はもうすぐ。