世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ある葉月の一日

2009年08月24日 21時32分38秒 | Weblog
月曜日の朝は毎週全体朝礼が行われる。
同じ建物にいる人々が1つのフロアに集合する。
今朝の社長は、見るからに
「機嫌が悪いですから!」
というオーラを放散していた。
こうなると、その日の私の動き方が微妙に変化する。
書類の内容を考慮して、渡すタイミングなどを計算するんである。


午後、仕事で郵便局へ振り込みに行く。
見上げた雲がまさにラピュタっぽくて、つい「バルス!」など滅びの言葉を唱えたくなる。
雲の影が後ろの雲に映るぐらい濃厚なそれは、夏の静かな主張を感じさせた。


そういえば小室哲哉氏が復帰した
昨年の8月、彼の講義を聞きたくて尚美学園大学まで行った。
30メートル先の教壇に立つ小室さんは、神々しい光を放っていた。
やはり彼は私にとっての永遠の王子さまなんだと思う。
きっと私はおばあちゃんになっても彼の創った音楽を聴き続けるのだと予感している。
観衆を前に、30秒ほど頭を下げ続けた小室さん。
そんな彼への愛は、1年前、いや16年前と比較してみても、1グラムも減っていない。


ぼんやりしていたら、化粧ポーチを会社に忘れてきてしまった。
ファンデーションからマスカラ、眉墨、アイライナー、口紅、ビューラー、頬紅、アイシャドウ…一式を入れているポーチだ。
些かショックである。
予備のものが自宅にあるのだが、明日の朝、不馴れな化粧品を使用する憂鬱さを思うと気が重い。
明日、眉毛の位置が微妙にずれているかも…。


帰宅してポストを開けてみたら、中学時代からの友達・わかめ殿から残暑見舞いが届いていた。
その達筆さから差出人の名前を見なくてもわかめ殿からだと分かる。
黒板でも彼女の綺麗な文字は舞っているのだろう。
赤いハイビスカスの写真は、とても鮮やかで、見とれてしまった。
ありがとう。わかめちゃん。


そんな葉月は、もうすぐ終わる。

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