世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

陽炎の向こう側

2009年08月17日 23時55分27秒 | Weblog
旅、最終日。
11時のチェックアウトまで朝風呂に入ったり、のんびりとした。
荷物をホテルのフロントに預け、松山城を散策。

坊ちゃん列車、発見!
フツーに稼動していた。



城の麓の土産店で見てはならぬものを見てしまった。着物姿のクマである。店先で私を見つめていた彼女。やむを得ず購入。名前は花子ちゃん。



山の上にある城まではリフトを利用した。
そう、リフト。ロープウェイではない。あのスキー場で散見するリフトだ。これがまた素晴らしい乗り物だった。待ち時間無し。そして一人になれる!山からの風が気持ち良い。6分間の空中散歩を楽しんだ。



松山城は大層立派なものであった。想像以上だった。











城内にあるプロジェクターを使用した説明が大変分かりやすかった。こういうのってありがたい。製作は松山市。築城した加藤嘉明の人柄、近代における修復作業の様子、…あの説明があるのとないのとでは印象が全く違ったものになっていたはずだ。


展示されているグッズも面白い。


特に江戸時代の落書きがグー。改修工事のときに壁裏から出てきたもの。専門家の見解では、厳しかった奉行様の似顔絵とのこと。
いつの時代にも落書きってあったのね。



天守閣からの景色。遠くは瀬戸内海まで見渡せる。


城の石は、行商人たち(おたたさん)によって運ばれたもの。重かったんだろうなあ。





リフトで山を下り、ホテルで荷物を受け取り、松山駅へ。
駅の上にあるレトロなレストランでお昼ご飯。釜揚げうどんはつるつるしていて美味しかった。



14時36分の高速バスで福山を目指す。








しまなみ海道を通過中、進行方向左側にちょこっとだけ尾道が見えた。
できることならば尾道で降りたい…。



福山駅のホームからは福山城が見える。




18時31分発のぞみ50号で東京へ。



嗚呼、今年の一大イベントが終わってしまった。
旅中は、時間を調べたり地図を片手に悩んだりして、真剣度80%UP(当社比)。
旅を味わうのは、いつも決まって帰りの新幹線の中だ。
喫煙席でプッハ~と煙を吐き出しながらトラベルブルーに浸るのもこの時間である。
平日は11時と15時過ぎに株価のメールが配信され、それを見る度に現実に引き戻されたが、ほぼ非日常の中に身を投じることができた。

年に5日間の夏色の旅は、陽炎の向こうに消えていった。
自分しか頼れない孤独な旅だけれど、一週間前の自分とは確実に何かが違ったように思う。

自由気儘な時間は明日からの栄養素である。
来年も無事に夏旅を楽しめますように。

クマたちへのお土産はポンジュースのグミ。

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ただいま。

2009年08月17日 23時10分43秒 | Weblog
先程、帰宅しました。
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