世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

白クマ・ピースと赤名リカ

2009年08月15日 23時28分33秒 | Weblog
6時00分、起床。
昨晩は疲れたにもかかわらず、寝付きが悪かった。したがって寝不足。

7時30分、チェックアウト。商店街を歩きながら駅に向かう。


7時56分、尾道を発つ。「また来られるかな…」と、急に切なくなる。涙目。山に張り付く家々、尾道水道に見送られ、後ろ髪を引かれる思いで電車に乗り込む。

8時45分、福山駅発のバスで松山に向かう。しまなみ街道を走っている間は、雨模様が広がっていた。雨に煙る瀬戸内海も情緒的だと前向きに捉えた。

11時10分、松山駅着。大街道駅近くのホテルに荷物を預け、バスに乗って目指すはとべ動物園。白クマ・ピース嬢に会いに行く。
入場してからは、一目散にベアストリートに向かった。「ピースはいねが~」と、ナマハゲ状態に陥る。


檻の中の、その白い物体はまるで巨大なぬいぐるみのようであった。ふわふわした毛並みがまるで羽毛のよう。







嗚呼、ピース!夢にまで見たピース!

映画「クヌート」の製作会社から林檎入り氷をプレゼントされたらしい。一生懸命に舐めていたピースだったが、すぐに飽きてしまい放置プレイ。



飼育係の高市さん登場。「高市さんや~」と、わき起こる高市コール!


ピースのお母さん。


ピースのお父さん。(剥製)



隣の檻にはヒグマがいた。ヒグマに餌付けをしてみた。私が投げ入れた餌をヒグマは「ガオー」と喚きながら食していた。これがクマとコミュニケーションをとった最初である。感動で咽び泣きそうだ。







他の動物たち。








サバンナ的状況。



ちょっと乗りたいなと思った乗り物。ファンタジック。




続いては、梅津寺駅へ。
ドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地である。あのドラマは私の人生を変えた。中学1年生の3学期。あのドラマを観ていなかったら私は東京に移住していなかった。時はバブル後半。男女雇用機会均等法が施行され、女性たちはよりイキイキと、そしてバブルの波間を優雅に泳いでいた。「東京ラブストーリー」の主人公・赤名リカも然り。田舎の中学生には、彼女が別世界の人に見えたものである。

で、梅津寺駅。
リカがカンチの故郷・愛媛を訪れる。傷心の旅だ。カンチが後を追い、愛媛で再会。しかし、カンチの心がもはや自分に向いていないと悟ったリカは約束よりも早めの電車に乗り、そのまま姿を消すんである。
ハンカチに口紅で「バイバイカンチ」と書き、駅の柵に結びつけて…。

そのシーンがここ梅津寺駅で撮影された。










駅長さんに、当時のことなどを伺った。サービス精神旺盛の彼は、リカ役の鈴木保奈美とカンチ役の織田裕二の撮影時の様子について熱く語ってくださった。
たまに私みたいな東ラブマニアが訪れるらしい。

梅津寺駅を下車し、海辺を歩く。
なんでリカは早めの電車に乗ったんだろうか?
好きなのに自分から身を引く辛さっていかほどなんだろうか?
…悶々と考えていた。
そんな私に瀬戸内海の波は穏やかに答えを囁いてくれるのであった。








ホテルに到着。




本日、新たに我が家のクマメンバーに加わったピース。
吉熊とすぐに仲良くなった。



Tokyo Love Story ep11.2
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