世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

マニキュアを塗りながら

2007年01月30日 22時44分32秒 | Weblog
いつも、深夜にマニキュアを塗りなおす。
トップコートを含めて三度塗り。
乾くまで、おとなしくしていなければならない。
途中で本など捲ったりしたら、気付かぬ内に爪の表面に傷が生じて、
初めからやりなおさなければならない。
栃木弁で言うならば、まさに「いじやける」という言葉が適切な状態に陥るんである。

せっかちな私には耐えがたい30分。
大抵はテレビなどに見入って気を散らせるのだが、最近この時間の新たな楽しみを開発した。

懐メロ。
懐かしいメロディである。

しかも音源はカセットテープだ。

机の奥から引っ張り出した埃塗れのカセットテープ。
先日、気まぐれでかけてみた。
無精な私がラベルなど貼付するわけもなく…何の曲が入っているか解らない。
わくわく。

流れてきたのは、中学時代に流行った
「愛は勝つ」(KAN)
「心の旅」(吉田栄作)
「どんなときも。」(槙原敬之)
「BELIEVE IN LOVE 」(LINDBERG)
などなど。
親友わかめ殿から借りてダビングした「ネバーエンディングストーリー」のテーマも入っていた。ひどく懐かしい。

また違うカセットには
「島唄」(THE BOOM)
「go for it!」(DREAMS COME TRUE)
「真夏の夜の夢」(松任谷由実)
そして多数のXの曲。
高校時代初期に聴いていた、音楽が無秩序に編集されていた。
(高校時代後期からはほぼ小室哲哉一色に染まっていく)

嗅覚と思い出がリンクするように、
音楽もその時々に感じたことや情景に、容易く結び付く。

そんなことは、ずっと以前から多くの人に言われ続けてきたことなんだろう。

しかし、…駄目だ。
今日、私の脳味噌は、中学時代及び高校時代にタイムトリップしてしまっていた。

中学時代、あの3年1組のストーブで担任が炒ってくれた銀杏の味を思い出して浸っているのは…私だけだろう。きっと。
懐かしい音楽によって呼覚まされたマニアックな思い出は、いつまでも頭から離れてはくれない。

伸ばした爪にマニキュア塗り、乾かしながら思い出に浸る私。
校則で爪を伸ばせなかったが、何にでも感動できたあの頃の私。

どちらが幸せなんだろう。
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