世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

漫画に出てくるチーズを食べながら

2006年12月03日 23時43分47秒 | Weblog
風呂上がりにワイン。…たまらんのう。

弱いくせに、最近、よくお酒を飲む。
酒と煙草を溺愛する父の遺伝子が、確実に私の遺伝子に組み込まれていることを、思う。

世界の食品が揃う…という宣伝文句のスーパーが実家の近くにある。
その名も三升屋。
紀伊国屋スーパー並の珍しい食品が揃うんである。
帰省の際にはよくここに寄り、外国産のお菓子やらを購入し、悦に入る私である。

そこで見たチーズが美味しそうだったので、購入した。
よく漫画などで見るチーズは、三角形で穴がポコポコあいている。
今日購入したチーズはまさに私の思い描いていた「漫画に出てくるチーズ」そのものの形状だったので、とっても惹かれた。

実家から帰り、風呂に入った後、一服。
ハナ殿の結婚式の引き出物のワインと一緒に口にする。

チーズにワイン…フフッ。
ちびまる子ちゃんに出てくる花輪君みたいな笑みを浮かべてしまう。

それにしても、風呂上りのアルコールは、どうしてこうも酔いが早く回るのだろうか。
…酔っ払いそうだぜ。

しかし、それはワインのせいばかりではなさそうだ。
…どうやら私は自分というものにも酔える人種なのかもしれない。


独り暮らし@実家

2006年12月03日 23時35分28秒 | Weblog
12/3
ねぼすけの私が起きたとき、既に家には人の気配がなかった。
両親と芋子とりんごや殿は日光にドライブに出たらしい。

のんびりとお茶を飲んだり、「ザ・ノンフィクション」を観たりしていた。
独り暮らし@実家って感じ。

幼稚園生のときに引っ越してきてから22歳になるまで、およそ17年あまりをこの家で過ごした。
この家は、自分の肌にすっかり馴染んだものだった筈なのに、帰省する度にどうしてもヒトサマの家だという意識が私の中で広がる。
特に一人でいるときに、まじまじと実家というものを眺めるとその思いは強まる。

夕方、洗濯物を取り込もうとベランダに出た。
実家を離れる前、洗濯物を込むことは、私に担わされたルーティンワークだった。

ついさっきまで柔らかな光線を地上に撒き散らしていた空が、今は赤く燃えている。
つるべ落としとは、よく言ったもんである。

洗濯物を取り込むことなど忘れ、幻想的な夕暮れに見入っていた。
思えば、この景色はかつて、日常の中の当たり前の取るに足りないものだった。
しかし、今の私にとっては珍しいものに違いなく、その証として、こうして写真に納めたりするのだ。

時は流れる。
ゆっくりと。
でも、確実に。

その流れに乗りながら、東京で自分を少しずつ成長させ、帰省の際の土産にできたら…と思う。

次回の帰省は年末から正月にかけてだ。
歳末商戦を乗り切って、またこの地に降り立とう。
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ようこそ! クマ。

2006年12月03日 23時30分51秒 | Weblog
母から土産物のクマをもらった。
ぺルーにクマはいなくて、ニューヨークの空港で購入されたクマ。

ドキドキの初対面。

かわいい!
なかなか温厚なクマらしく、すっかり吉熊と馴染んでいた。よかった。

母に「ぺルーで、自分探せた?」と訊いてみた。

答えは否。

しかし、新たな発見をすることができたらしい。
ペルーの夕焼け。
水平線に平行する軌跡を描きながら、徐々に暮れていく夕日が印象的だったとのこと。
途中、雲に隠れつつも、再び現れながら地面に吸い込まれていく夕日を見ながら、母はそれを自分の魂に重ねながら見た。
何かしらの困難が起きても、また立ち直りながら生きていく、その繰り返しの果てに人は死んでゆくんだ…そんなことを話していた。
何て答えていいか分からなかった私は「ふーん」とそっけなく返答した。

私はその夕日を見たことがない。
例え同じ光景を見ても、夕日を人生の軌跡や終焉に重ねて見るんだろうか。
いや、そんな思いを持って夕日を見ないだろう。
いまだに臍の緒で繋がっているのではないだろうか、と思うぐらい仲が良い我々母子。
しかし、夕日に対しての母と私の意識の差が、生きてきた長さ、もとい、死に対しての思いの重さの差から生じていることを感じた。

母は確実に何かを得たようだ。

次はエジプトに行きたいらしい。
エジプト産のクマをリクエストしてみた。

帰省

2006年12月03日 23時26分28秒 | Weblog
12/2
実家に帰省。

妹と妹の友達(マイミクであるりんごや殿)も我が実家に来ていて、賑やかな夕御飯になった。
りんごや殿は妹の大学時代の友達で数回面識があるのだが、かなりしっかりしたコだ。

両親は早々と寝てしまった。

りんごや殿がお風呂に入っている間、私と妹は二階の私の部屋でお喋りをしていた。
誰かが廊下を歩く音がしたものの、さほど気にせずに話込んでいた。

すると風呂上がりのりんごや殿が狼狽した面持ちで二階に上がってきた。
話を聞くと、どうやらさっきの気配は弟が帰ってきた音だったらしい。
弟は、市内で独り暮らしをしているのだが、最近うちの近所に出来た新店に手伝いに出ているため、自分の家に帰らずに実家に泊まることが多い。

風呂上がりに障子を開けたら茶の間で大男が寝転んでいるのだから、さぞかしビックリしたことだろうよ…りんごや殿。
弟も普通に寝転んでいたら、面識の無い女性が突然現れたのだから驚いただろう。

その気まずい雰囲気を見てみたかった。

これに懲りずに、また来てくださいな、りんごや殿。

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