歳末商戦三日目。
午前中。
接客と接客の狭間。
ケースを拭いていたら、声をかけられた。
「よう!」
東京ラブストーリーの三上くん(江口洋介)のような、その声の主は、なんと吉熊上司だった!!!
彼が近隣店に応援に来ていることは知っていた。
まさか彼の顔を見られると思っていなかったので、嬉しかった。
売上が気になって覗きに来たらしい。
昼頃、産休を取っている隣の部署の先輩が、赤ちゃんを抱いてやってきた。
「亮子ちゃんが、ここに応援に来ているって聞いて来たの」
以前と変わらぬ朝露のような笑顔をこぼしながら、先輩は言った。
母の胸で眠る赤ちゃんは、4ケ月とは思えぬほどのジャンボベイビーだった。
興味がないゆえ、普段から赤ちゃんという存在を凝視しないので知らなかったが、赤ちゃんの手は非常に小さい。
赤ちゃんの掌は、私の人差し指第一間接ぐらいの面積しかない。
細胞分裂を繰り返し、やがてあの手は大きくなるんだろう。
人体の神秘を感じた。
「頑張れよ!」
そう言い残し、先輩はジャンボベイビーを抱きながら雑踏に消えていった。
夕方、店長が新宿高野のケーキをスタッフと私に買ってきてくれた。
休憩中にいただいた。
甘いものをあまり食べない私だが、ぺろりと完食。
美味しかった。
今日はよく売れた。
いよいよ明日は最終日。
がんばろ。
明日も良いことがおきますように…!
午前中。
接客と接客の狭間。
ケースを拭いていたら、声をかけられた。
「よう!」
東京ラブストーリーの三上くん(江口洋介)のような、その声の主は、なんと吉熊上司だった!!!
彼が近隣店に応援に来ていることは知っていた。
まさか彼の顔を見られると思っていなかったので、嬉しかった。
売上が気になって覗きに来たらしい。
昼頃、産休を取っている隣の部署の先輩が、赤ちゃんを抱いてやってきた。
「亮子ちゃんが、ここに応援に来ているって聞いて来たの」
以前と変わらぬ朝露のような笑顔をこぼしながら、先輩は言った。
母の胸で眠る赤ちゃんは、4ケ月とは思えぬほどのジャンボベイビーだった。
興味がないゆえ、普段から赤ちゃんという存在を凝視しないので知らなかったが、赤ちゃんの手は非常に小さい。
赤ちゃんの掌は、私の人差し指第一間接ぐらいの面積しかない。
細胞分裂を繰り返し、やがてあの手は大きくなるんだろう。
人体の神秘を感じた。
「頑張れよ!」
そう言い残し、先輩はジャンボベイビーを抱きながら雑踏に消えていった。
夕方、店長が新宿高野のケーキをスタッフと私に買ってきてくれた。
休憩中にいただいた。
甘いものをあまり食べない私だが、ぺろりと完食。
美味しかった。
今日はよく売れた。
いよいよ明日は最終日。
がんばろ。
明日も良いことがおきますように…!