晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

デブラ・ドイル&ジェイムズ・D・マクドナルド『サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和』

2018-07-01 | 海外作家 タ
まず、長期間ブログの投稿を放置していたことについて。

この『サークルオブマジック』は全3巻と続編1巻の計
4巻あって、1巻と2巻は読んだのですが3巻は読んで
ないままでした。

ネットで注文すれば一発で手に入ったんでしょうが、ま
あこういうのは「出会い」っていうんですか、どこかの
本屋で見かけたら買う、そんな感じでいましたら、とう
とう出会いました。

1、2巻を読んで当ブログに投稿したのが2009年。
内容を全く思い出せなかったので、ブログに投稿したの
を読んでおさらいしようと思ったのですが、その内容た
るや「それからなんだかんだで~」「かくかくしかじか
で~」ともはや意味不明。ということで1巻と2巻をは
じめから読み直して、いよいよ3巻へ。

ざっとおさらいしますと、ブレスランドというところに
ドーン城というお城があって、そこの見習い騎士だった
ランドルという少年が、城を訪ねたマードックという魔
法使いに「魔法使いになりたい」とお願いし、魔法学校
に入学します。魔法学校では最終試験で旅をしなければ
ならず、ランドルは旅に出ます。途中、リースという歌
の得意な少女とランドルの従兄弟で騎士のウォルターと
いっしょに行動することに。

で、1巻では、ランドルは魔法を使ってはいけないし、
武器も持ってはいけないという条件付きの旅でしたが、
途中、魔法の研究のため塔に籠っていた老魔法使いに
会いに行くと、老魔法使いから魔法の使用許可を得て、
ランドルは老魔法使いといっしょに悪魔と戦います。

2巻では魔法が使えるようになったランドルとリース
とウォルターの3人が邪悪な魔力を利用してブレスラ
ンドを支配しようとするやつらと戦います。

さてここから3巻。3人は鐘楼城というところに着き
ます。名前の通り城には大きな鐘があって、ランドル
はこの鐘の音に強力な魔力を感じます。さらにこの城
の城主はフェス卿といって、2巻で邪悪な魔力で世界
を支配しようとしていた親玉なのです。

鐘楼城の周りをエクター男爵率いる軍団が取り囲んで
いますが、攻め入ることができません。ランドルは、
この付近に住むダーナという魔法使いに会って鐘楼城
の秘密を聞き、みんなのいる場所に帰るとエクターか
ら金貨泥棒の疑いをかけられてしまいます。
無実を証明しようとランドルはある魔法をかけたので
すが、それが相手の罠だったのです・・・

ランドル、リース、ウォルターの3人は、気が付くと
鐘楼城の地下牢にいたのです。そこにレディ・ブランチ
と名乗る女性がやってきます。じつはレディ・ブランチ
はブレスランドの王位継承者の生き残りで、フェス卿
に捕えられて政略結婚させられそうになっていたので
す。それをやめさせようにも城内の強力な魔力でラン
ドルは魔法を使えません。そこに、ランドルにとって
見覚えのある男が。その男とは、ゲイマーという魔法
使いで、ランドルと魔法学校時代のルームメイトで、
魔法のおぼえが悪いランドルをよくバカにしていた、
いやなヤツだったのです。そういえばゲイマーは自分
は貴族の家系なのだと自慢していたのをランドルは思
い出します。それがフェス卿だったとは・・・

傲慢で性悪な性格にいちだんと磨きがかかったゲイマー
の魔力は邪悪そのもの。ランドルら3人は鐘楼城から
脱出できるのか・・・

そしてさらなる難題が。じつはブレスランドの正当な
王位継承者の王女がいるのですが、彼女は妖精の国に
いるというのです。王女をブレスランドに連れ戻して
正式に王位に就いてもらわないと、ブレスランドの戦
いは終わりそうにありません。そこで3人は妖精国に
行くのですが・・・

1巻と2巻をはじめて読んだときの感想は「まあ続き
は気になるけど夢中になるというまでではない」など
と小生意気なことを当ブログに書いたものですが、読
み返してみて、けっこう夢中になってザーッと読み進
めました。9年前はまだ読解力が無かったのですね、
きっと。
さて、近いうちに続編を読みます。今度こそ近いうちに。

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