晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

ピーター・メイル 『南仏プロヴァンスの12か月』

2011-08-14 | 海外作家 マ
つい先月、なにげなく買って、読んでみたら面白く、
しかもそれが第2弾と知って、読み終わるやいなや
マッハで前作を買いにでかけて、そうやって、まあ
順番は逆になってしまいましたが、『南仏プロヴァンス
の12か月』を読んだわけです。

もともとは広告企業のビジネスマンで、ベストセラー本
を書いて、休暇のたびに短期間訪れていたプロヴァンス
地方がいよいよ気になってしまい、家も買って、移り
住んでしまった、ピーター・メイルとその妻が、はじめ
の1年間(12か月)の、移住に関しての繁雑な書類だの、
ご近所はどんな人か、また、暮らすにあたって、水道工事
などの配管工や煉瓦職人、その他もろもろの住居関連の
職人たちの、愛すべき、といっていいのか、いい加減っぷり
(よくいえばおおらか)が、愛情たっぷりに描かれています。

すでに第2弾を読んでしまっていたので、隣家や職人たち
との初めての出会いなどを知って、ちょっと嬉しかったり。

美しい自然ということはそれだけ人間が介入していないこと
であって、人間が介入していないということは住みにくいわけ
であって、すなわち美しい自然がたくさんあるんですね。

しかしそんなプロヴァンスにも人間の侵略がはじまってきて
いるようですが、しかし、自然というのは人間をときには
歓迎してくれますが、時には荒っぽく追い払おうとしてきます。
そもそも、自然を手なずけようとするなんて無理な話なのです
から、「住まわせてもらってる」プロヴァンスの住人たちは、
とても美しい。

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