晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

平岩弓枝 御宿かわせみ『山茶花は見た』

2014-02-06 | 日本人作家 は
本を読みたいといっても、なんでもいいというわけではなく、たとえば
今日の気分はミステリだなとか時代小説だなとかあったりします。

そんな中で「今日は時代小説の短編って気分」な時にうってつけなのが
「御宿かわせみ」シリーズ。
まあ、しょっちゅう時代小説の短編って気分になるものでもないので、
シリーズの7巻まで一応買っておいてはいるのですが、なかなか読み
進まず、ようやく4巻目。

八丁堀与力、神林家の次男の東吾。ゆくゆくは兄の家督を継ぐとされて
いるのですが当座は冷や飯食いという立場。
そんな東吾の恋人が、旅館「かわせみ」の女将、るい。
るいは、同心であった父が死んで家督を継がず、旅館の経営に。東吾とは
幼馴染で、ふたりは互いの立場上、結婚こそしていませんが、まあ実質
夫婦みたいな状態。

表題『山茶花は見た」他7作あって、パターンとしては、江戸である事件
が起こって(その舞台の中心がかわせみの場合もある)、東吾と同心の
源三郎が事件を解決、あるいは事件のあらましをかわせみの従業員たちに
聞かせる、その合間にるいと東吾の恋物語が発展するかしないかモヤモヤ、
まあだいたいそんな感じ。

「江戸の怪猫」「鬼女」が特に面白かったですね」。
コメント
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