やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

冬の華

2006-12-03 | 大岡山界隈



昨日の雨が、夜には雪に変はり、
今朝の大岡山は、うっすらの雪景色でした。

初雪、です。

まだ、挨拶程度の、風花のやうな雪ですが、
再びの、長い冬への始まり、です。


冬の花

2006-12-02 | やまがた抄









友人宅の花が見事でしたので、とらさせてもらひました。

最近は、カクタス、といふ名前になってゐるとのことで、
我が家の家人は、蟹の爪、などとまだ云ってゐますがー。
色が無くなってゆく季節に、綺麗な赤を見せてゐました。


今年は、毎日のやうに、喪中の葉書きが届きます。
小生も、10日ほど前に出しましたが、
以前は叔父、叔母、祖父、祖母の身罷りを告げるものでしたが、
最近は、友人、知人の父や母のそれが各段に多くなってゐます。
やはり、年齢的には、そんな通過の時なのでせう。



師走にモントゥーのバッハ

2006-12-01 | 音楽を
    
      

師走に入ってしまひました。

この時期の挨拶は、「まう、換へた?」です。
タイヤの交換です。
暫らくすると、「そろそろ、白いものが落ちてくるな」と天を仰ぎます。
一度降ってしまふと、どうといふことはないのですが、
初雪を境に、気持ちを冬モードに切り替へるためのきっかけを探す時期です。


年々、時間のめぐりが加速してゆきます。
まう、小生のギアなどは、とっくにオーヴァードライヴに入ってゐるのですが、
それでも、まだアクセルを強く踏み込んで坂道を駆け上がってゐるやうです。
何も、好んで時間を早めてゐるつもりもさらさらないのですがー。

モントゥーのバッハを久しぶりに聴きました。

ピエール・モントゥーのバッハのアルバムといふことではなく、
息子クロードの為の選曲のアルバムですが、
小生は、このバッハの管弦楽組曲の2番の演奏がとても好きで、
とてもたをやかな演奏です。
息子のフルートの音色はとても渋く、派手さも少なく、
やはり演奏自体は、”モントゥー爺”の指揮の魅力に負ってゐます。

序曲の、ゆったりとして、かつ堂々とした開始が素晴しく、
弦の低音部がしっかりと腹に響いてきます。
40年以上も前の録音ですから、その時代のスタイルもあるのでせうが、
それをはるかに越して、バッハのもつ、
音楽の大きさと深さを聞くたびに感じさせる演奏です。