やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

雪の朝、モーツァルト…

2006-12-18 | やまがた抄



昨夜からの寒気の影響で、
朝は、うっすらの雪景色でした。

雪の朝、モーツァルトを聴いてゐました、
と、友人からメールがきてゐました。
NHK/BSの朝の小さな音楽番組で、クラリネット協奏曲だったといふ。

拙宅は、BSもなく、朝は既に仕事を始めてゐますので、
そんな幸運な組み合はせに出会ふこともなく、
ただただうらやましく、お洒落なシチュエーションです、と返事を返す。

関東地方生まれの小生が云ふのもおかしな話ですが、
雪国でモーツァルトを聴けることは、ひとつの大きな幸せだと思ふ。

暖かい地域の方には大変申し訳ない、小生の偏見ですが、
モーツァルトの前期の作品はともかく、
後期の作品には、やはり、雪の降る地域の厳しさと美しさがよく似合ふ。


幸運な状況に出会へなかった小生は、仕方がないので、
ホグウッド/エンシェント室内管弦楽団による演奏を聴く。
アントニー・ペイのバセットクラリネットによる演奏。
通常のクラリネットより音域が広いのか、また音自体も妙な色気や艶が少なく、
清々しいクラリネット協奏曲の演奏です。