友人と昼飯を食ひ、
美味しい珈琲をー、とふらりと入った店で、
オーダーをする前にエリック・クラプトンのポスターが目にとまりました。
店内を見渡すと、ところ狭しと壁にギターが飾られ、
クラプトンのポスターやディスクもあちらこちらにありました。
店主の好みなのでせう。
確か、エリック・クラプトンは、還暦を過ぎたばかり。
この秋には(あるいは、終はってしまった、かー)来日コンサートがあるはずです。
店内のポスターは、まう少し若い時のものでせうが、
小生が見ても、実に、色気のある顔です。
クラシックやジャズを聞く前(10代から20代初め)、
時代的な雰囲気もありましたが、聴くものは、ロックとフォークでした。
当時は、ジェフ・ベックなどが好きでしたが、
クラプトンも聴いてゐました。
世界最高のギタリストと云はれながらも、
スランプの時には、酒や麻薬におぼれ、妻を亡くし、わが子を亡くしながら、
それでも、蘇った男のポスターは、
歳をとる、といふことが、単純な足し算ではないといふことを
改めて教へてくれます。
勿論、オーダーした焙煎の珈琲は、深みのある上々のものでした。