連休などを利用してAirfix 1/72 カタリナを作りました。これもやや古いバージョンとしてもレアなプラモで10年以上前に秋葉原の中古プラモ屋で探して買いました。箱が壊れていて部品もライナーから外れているものも多く、古い模型で金型も最近の模型に比べて精密でないので作るのもやや大変でした(それも楽しみの一つですが)。
箱はかなり痛んでいました。
全身黒の米軍のものよりも白を基調とした英国の沿岸警備隊の物の方が見た目も綺麗であり、他の新しいバージョンのモデルでは英軍を表紙モデルにしているものも多いようです。島国の英国は第二次大戦中ドイツ軍のUボートによる通商破壊に悩まされたのですが、その救世主となったのが駆逐艦やコルベット艦などの駆潜艇で護衛されたコンボイ(船団)による輸送と、カタリナ(航続距離4800Km)やショート・サンダーランド等の脚の長い対潜哨戒機による警戒でした。ハリケーンやアベンジャー(ターポン)なども対潜哨戒に使用されましたが、飛行艇タイプの方が波が荒くなければ救難活動にも使用でき重宝されたようです。
重りを機首にかなり入れてバランスを取った。 特徴的な後部ドーム型の銃座
カタリナ5型は後部の両側に張り出したドーム型の大きな窓が特徴で、翼端のフロートは飛行時には跳ね上げて抵抗を減らし、翼と一体化するように設計されています。前輪降着型の模型は大抵後ろが重くなって機首にバラストを入れないと完成した時に尻餅をついたようになってしまいます。この模型も説明書には記載がありませんが、かなり機首部に粘土や金属のネジなどを入れないと前輪で着地した状態になりませんでした。この辺の苦労も模型作りの楽しみではあります。この模型はもともと米軍機ですが、空軍機はいかつい格好で、渋い印象のイギリス軍機が好きなので英軍機を作る事が多いのですが、買いだめしている模型も英軍機が多くこれからも暇を見つけて作りたいと思います。
ベレンコ中尉の時には、ソ連が武力で取り返しに来ると言う恐れがあって、当時の北海道の部隊が実弾実装で出動準備した話を聞いたことがあります。当事はそのような時代でしたね。
すごくマイナーな機体ばかりな気がする。
私はミーハーですから、0戦、紫電改、ムスタング、P41ウオーホーク、スピットファイア、フォッケウルフ、メッサーシュミットあたりになってしまいます。
航空機好きの方は、こうした知名度がさほどでない機体を愛好する傾向を感じます。
そう言えば、F4ファントムがとうとう引退しましたね。
ベトナム戦争からイーグル登場までの幼少期には、戦闘機の華はファントムでした。確かイーグルの採用時期に、ソ連のベレンコ中尉による函館空港のミグ25強硬着陸亡命事件が起きているので、長い配備であったと思います。