第二次大戦初期の英国爆撃機ブリストル・ブレニムMk1を作りました。1935年に高速旅客機として開発されたブリストル142を母体として高速性能を買われて量産が決まり、1936年に実戦配備されました。第二次大戦では既に防御武装が7.7mm背部旋回銃塔1丁と左翼の1丁のみという貧弱さで犠牲が多く、重武装化したMk IVに変わりました。しかし運動性能の軽快さなどから戦闘機型、偵察機型など各種改造され、また大戦前にはフィンランド、ルーマニア、トルコなどにも輸出され、枢軸軍機としても使われました。乗員は3名、機体重量は5,670Kg、ブリストル・マーキュリーMk8 9気筒840馬力2機を装着して最大速度418km、航続距離は1,810km、爆弾454kg装着可能でした。レストアされた飛行可能な実機は2016年の映画ダンケルクでも救出に出向く小型船の上空を横切る味方機として登場しました。
レストアされたBristol Blenheim Mk 1 実機 Airfix 1/72 model
モデルは安定のAirfixでしかも新金型であり、設計図も丁寧に記載されていて安心して組み立てられます。前作に難物(ブレゲーアトランティック)だったりすると気安く作れるモデルを次に入れて一休みします。上面ダークアースとダークグリーンの迷彩、下面は黒で1941年マレーシアButterworthのビクトリアクロス受賞者Arthur Stewart 指令搭乗機の物です。箱絵は日本軍の一式戦闘機「隼」に追いつめられている図ですが、加藤隼戦闘隊の加藤健夫中佐を撃墜したことで有名です。モデルには操縦手1体が付いていましたが、ハセガワ製の搭乗員2体を機首に追加してみました。昔作った旧金型のブレニムMk IVがあったので比べてみました。外見上機首の爆撃手席が延長されて独特の形状である点と武装が強化されている点が異なります。
機首部に搭乗員3名を入れてみました。 翼端灯は自作なのでやや形が悪い
車輪や爆弾槽の造りは新金型なのでさすがに精巧です。
箱絵は日本軍の隼戦闘機との空戦 武装強化型のMk IV(昔作った旧金型)と比較 機首に1、下面後方に向けて2、銃塔が2連装になる。
あのソ連軍が開発した初めてのジェット戦闘機ミグ15の38ミリ口径の超重武装で、アメリカ軍の開発した超空の要塞、戦略爆撃機B29叩きに特化した、異形の戦闘機とは真逆の発想です。
婦人の護身用と言われている22口径拳銃とNATO弾が同じ口径で、これは銃身部分が大きく違い弾丸の速度に大きな差が出る。
拳銃はライフル銃よりも口径を大きくしないと殺傷能力が無いが、やはり、山上容疑者の手製銃での殺害との筋書きは無理が大きすぎる。しかも弾丸が消えているのですから無理の二乗