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rakitarouのきままな日常

人間の虐待で隻眼になったrakitarouの名を借りて人間界のモヤモヤを語ります。

Grumman F4F-4 Wildcat Airfix 1/72, Vought F4U1D Corsair Hasegawa 1/72

2021-04-10 16:07:47 | プラモデル

太平洋戦争時の米海軍艦上戦闘攻撃機2機種を作りました。グラマンF4F Wildcatは日本との開戦直前にBrewster Buffaloに替わって採用されたグラマンの傑作機で、空母のみならずミッドウェイやガダルカナル基地にも海兵隊所属機として配備されて活躍しました。零戦とは互角とは言えないまでも、後期型は12.7mm機銃2丁が追加されて6丁になり、強力な武装を誇ることで後継機F6Fヘルキャットへの橋渡しとなりました。エンジンはP&W R1830 1,200馬力エンジンを搭載し、中高度向け2段過給器を付けて時速650kmを誇りました。計1,169機生産されたと記録されます。

Airfix 1/72 F4F-4 Wildcat  翼を畳んだ状態で作製

模型は新金型で降着装置も精巧に再現されてパズルの様に組み立てて行くと綺麗に仕上がる感じです。4型から採用になった翼をたたんだ状態での選択も可能で、都合2機分の翼が入っているのが素晴らしいです。空母上で翼をたたんだ状態の機を作ってみたかったのでそちらを選びました(Airfixの新金型を敢えて購入したのもこれが目当て)。垂直尾翼のトリムがオフセットされている所も芸が細かい。塗装は1942年頃の標準であった下面ライトグレイ、上面ブルーグレイの2色塗装です。CV−6エンタープライズ搭載の機を再現しています。ブルーグレイに何を使うか迷ったのですが、陽の当たり具合ではもっと青みがかった色にも思えるのですが、制作図の色見本に一番近いニュートラルグレーを選びました。1942年当時は味方同士の誤射を防ぐ目的で国籍マークを目一杯大きく両翼上下に記載し、尾翼も目立つ様に赤白のストライプを描いていました。

機体とプロペラがコルセアの方が一回り大きい

F4Uコルセアは、初めに強力なエンジンありきで設計された珍しい戦闘攻撃機です。P&W(プラットアンドホイットニー)R2800ダブルワスプ空冷エンジン2,000馬力を搭載するため、3.82mもある大きなプロペラを採用、そのプロペラを回して地面に当たらない様に、胴体を挙げる逆ガル式の翼を持った特徴的な機体が開発されました。時速693km、12.7mm機銃6丁を搭載し、1,300kgの爆装が可能でした。F4U1Dは主脚を改装して空母への着艦を可能にした実用型で、シリーズでは計12,000機が生産されました。F4の名称はワイルドキャットと混同することがあり、実際整備面で米海軍内でも問題になったようです。

ハセガワ F4U 1Dコルセア 1/72 3色スキームで塗装してみました。

逆ガル型の翼の特徴が良く解ります。

模型はハセガワ製で1988年とやや古いものの、作り易く整合も問題ありませんでした。塗装は1943年から採用された下面白、側面にインターメディアエイトブルー、上面はシーブルーの3色迷彩にしてみました。コルセアはワイルドキャットと異なり、翼を上に跳ね上げて畳むので、白では目立つため、翼の2/3はインターメディエイトブルーに塗装されます。箱絵は1944年3月以降に採用となった全面シーブルーの塗装で、空母航空群毎に目立つシンボルを記入した物になっています。上向き矢印はCV−17バンカーヒル搭載の機です。F4の2機種を並べてみました。やはりコルセアのプロペラは大きいです。

翼下面の折り畳まれると空母甲板上では上面になる部位はインターメディエイトブルーで塗装されました。

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