I. 誰が投票するかではなく誰が開票するかだ(スターリン)
スターリンの秘書であったボリス・バジャーノフの回想録でスターリンが述べた言葉とされるもので「選挙の結果を決めるのはだれが投票するかではなく、誰が開票するかである」といういかにも独裁者スターリンらしい言葉です。現在米国の大統領選挙の開票作業が続いていますが、まさに「誰が開票するか」によって結果が不正に変えられてしまうという事態が起きているようです。既にネットでは話題になっていますが、当初トランプ氏が優勢に見えた開票集計経過が後半突如バイデン氏の票が伸びて逆転するという州が特にスイングステートと呼ばれる激戦州で続出しています。後から加えられる郵便投票の結果はバイデン氏を推す民主党系の票が多くなるから異常ではない、という意見があります。まさしくその通り、今回民主党が大統領選挙で仕掛けた必勝のからくりが前々からトランプ大統領が「フロード(インチキ)」と糾弾していた中身です。
11月6日朝時点での州ごとの開票結果 州内のカウンティごとの開票結果(激戦州も地域的にはほとんど真っ赤)
II. 不正選挙、不正集計が疑われる状況証拠
民主党と共和党の接戦州と言われる州でどのような状況が現出されているか、民主党側が不正を行っていると仮定すると、どのような戦略で不正を仕掛けるか、は結果が出ている州と州内のcountyと呼ばれる選挙区ごとでどのような結果だったかを比べてみると割と明確になります。上図はFox newsのサイトから日本時間11月6日朝の時点での各州と州内の選挙区ごとで民主党(青)と共和党(赤)のどちらが勝利したかを示したものです。選挙区毎の図は、殆どが赤(共和党勝利)で占められています。NY CA WAなどはさすがに青が多いですが、最終的に民主党が勝利した州も、選挙区毎では共和党が勝った所がほとんどで、大都市部で有権者が多いごく一部が青で、結局その都市部票が州の帰趨を決めた事が明らかです。つまり、戦略として全ての選挙区で不正をせず、大票田である一部の都市選挙区に絞って票を集めれば結果的には州全体で勝利を得られる訳です。当初は目立たない様にバイデン票の不正積み上げをしていたのですが、小細工で勝てるつもりでいたフロリダ州を民主党が落とした時点で尻に火がついて、それ以降素人目にも「おかしい」と分かる露骨な手口を見せるようになったということでしょう。
それら一部選挙区で行われた不正の方法を、現在ネットなどで状況証拠として挙げられている手口と思われる状況証拠を以下に示します。
1)憲法、州法では開票作業に両陣営の監視員を一定数加えないといけない事になっているが、ペンシルベニアなどいくつかの州では共和党の監視員を締め出して集計が行われている(その間にバイデン票が積み増しされて増加している)。
2)保守系の「フェデラリスト」誌によると、ミシガン、ウィスコンシンで数十万の「バイデン」と記載された未集計の投票用紙が発見された(後からいつでも必要数をバイデン票のストックとして追加できるようにでは、という疑惑)。
3)ミシガン州、ウィスコンシン州では夜中、集計監視員がいない時間帯に10万票を超えるバイデン票が上乗せされ、それまでトランプ優勢であった集計が逆転してバイデン勝利になった。(下図 all Biden voteと呼ばれる突然の直角的票の伸び)
深夜の直角的なバイデン票の伸び(積み増し)で逆転勝利の図
4)ウィスコンシン州では前代未聞の90%の投票率が記録された(他はせいぜい有権者の70-80%)。それ以上にノースカロライナ州では登録者519万人に対して539万人が投票した。
5)同時に行われた連邦議会選挙の民主、共和の得票数は普通大統領選挙の得票数とあまり変わらないもの(議会で共和党に入れると大統領も共和党に入れるのは普通)だが、一部の州では共和党側の得票数は変わらないのに民主党の大統領候補バイデンだけが飛びぬけて議会立候補者の得票数より多い(議員候補は嫌いだがバイデンは好きという人はそんなにいるはずない)。
例 ミシガン州
トランプ 2,637,173 共和党上院 2,630,042 差異 7,131
バイデン 2,787,544 民主党上院 2,718,451 差異 69,093
ジョージア州
トランプ 2,432,799 共和党上院 2,433,617 差異 818
バイデン 2,414,651 民主党上院 2,318,850 差異 95,801
この不自然な差異がなければバイデン勝利はなかった票数です。
他にも投票期日を過ぎて到着した郵便票を数えると公言している州など、不自然で不正な票集計が公然と行われているのが今回の大統領選挙です。民主党は正々堂々と戦って、敗れたとしても次の期の選挙で勝てるような負け方をすればよいのに、何故今回の選挙で不正を行ってでも遮二無二勝とうとしているのか。よほどこのままトランプがもう一期大統領をしてしまうと取り返しがつかないダメージを民主党側の幹部(deep state側)が被ると考えたからでしょう。それがウクライナや第三世界で不正に蓄財してきた経済的な悪行なのか、噂される上流階級のペドフィリア疑惑があらわになる事なのかは分かりませんが、よほどの困った事態が予想されていた事は事実でしょう。
III. それでも状況証拠だけでは裁判に訴えても結果は覆らないだろう
素人目にも明らかな選挙不正が行われているようです。では正式に集計結果が公表され、僅差であってもバイデン候補が勝利し、大統領に指名される選挙人数を獲得した場合、トランプ側が主張している「最高裁まで行っても争う」という戦術で選挙結果が覆るか、というと私は無理だろうと思います。米国の裁判は日本と異なり、状況証拠の積み上げで有罪になることはありません。よほど明らかな不正の証拠「不正を命ずる動かぬ書類、金の動き、ビデオ、不正を行った本人が大勢名乗り出る」などしない限り正式な管理者が正式に出した票集計の結果を無効にすることはdue processが踏まれている限り困難でしょうし、票の再集計も票自体の正当性を一票毎に確かめることは既に不可能ですから結果が覆ることはないでしょう。法律の専門家達が時間をかけて(多分1年以上前から)練った作戦ですから簡単には裁判では覆すことはできないとみるべきです。その点国民から支持されているから大丈夫だろう、と考えた共和党陣営に隙があったとみるべきです。ここまであからさまに民主党側が不正を行って来るというのは想定外だったのではないでしょうか。