rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

成功しつつあるA flu d’etat (感染症にかこつけた生活態様改造)

2020-11-13 22:22:37 | 社会

I.   成功しつつあるA flu d’etat (感染症にかこつけた生活態様改造)

冬が近づき新型コロナ感染症の感染例が増加し、本格的な第三波が流行しつつあります。冬に風邪が流行るのは当たり前のことなので、これは予想された通りの展開と思われます。

新型コロナ感染症という正体不明の感染症をダシに人々の日常生活を「コロナ後の時代」などと言う誰も望んでいない生活様式に科学的証明も民主的な手続きもせずに変えてしまう状態を「強制的な政体変革(クーデター)」に準じて”A flu d’etat”(コロナ感染症という風邪にかこつけた思考と生活態様改造、PsyOPと表現している)と米国のジャーナリストPeter Barry Chowka氏が命名しました。日本も含めて世界はまさにA flu d’etatが成功しつつあると言えます。

 

II コロナ感染症は感染力が増大したが悪性度は弱いまま

以前から引用しているworld meterの世界のコロナ感染症の図を示しますが、ここに来て感染例は明らかに増加していますが、感染死亡率は変化なく経過しています。冬に肺炎で亡くなる人が増えるのは今までも普通の出来事であり、コロナ感染症が増加してコロナの死者が増加するのも自然経過と言えます。前から主張するように、人類が滅びる訳でもない、インフルエンザと同程度の新型コロナ感染症をいつまで「特別扱い」して経済を止め、人類の日常生活を破壊し、自殺者を増やし続ける必要があると考えているのか、という事です。今後新型コロナウイルス感染症がなくなることはありません。今後5年10年ずっと先まで毎日「新型コロナの患者が何人出た!」「PCRをやらなければ!」「新型コロナが怖いから人と会うのは止めよう!」と言い続ける覚悟を「コロナ狂騒曲に踊り狂っている皆さん」は確信の下に持っているのでしょうか。

世界の新たな感染例は10月以降明らかに増加している。主に欧米の患者増によると思われる。      悪性の度合いを示す死亡率、回復率は改善傾向のまま変化はない。

地域別の感染例100万人あたりの感染者数は欧米において明らかに増加している。        しかし死亡率はどの地域も低下傾向であることは変わらない。

 

III 2009年の新型インフルエンザは毎年流行っている

2009年から2010年3月にかけて、WHOはAH1N1pdm09型豚インフルエンザのパンデミックを宣言し、その後は特別扱いせず、豚インフルも季節性インフルと同様の扱いになりましたが、毎年行っている4価のインフルエンザワクチンには必ずH1N1が含まれていますし、2020年前期までの世界で流行したインフルエンザにはH1N1pdm09も含まれています(図の薄い水色)。つまり風邪の原因となるウイルスの1割程度は旧来のコロナウイルスが原因なのですから、新型コロナウイルスによる風邪ももう無くなることはないし、今後も毎年流行ってゆくのですから旧来のコロナウイルスと同様に扱い、必要に応じてPCRなり抗体検査なり検査、診断をし治療をしてゆけば良いと私は考えます。

WHO GISRSのサイトから得た世界で毎年流行するインフルエンザの型(一番下の薄い青がA H1N1pdm09の豚インフル)

 

IV コロナ治療はインフル治療に近づいた

2020年11月号の日経メディカルの記事「コロナ治療はインフル治療に近づいた」では

(引用開始)

2017/18年シーズンの全国500施設において、インフルエンザ入院症例は2万759人で、ICU利用患者は3.7%(776名)、人工呼吸器を使用した患者は2.7%(555名)、インフルエンザ脳症発症は0.8%(171名)とされ、人口動態統計でインフルエンザによる死亡は2569人(2017年)、インフルエンザに関連して死亡した超過死亡は1万人前後と言われている。

(引用終了)という記事があり、これは日本における新型コロナ感染症の治療実態に類似していると思いました。記者もその前提で使用する薬剤などは異なるけれども、新型コロナ感染症も重症度に応じて治療を使い分けてゆけばインフルエンザの治療と同様に対処できるだろうと述べていて、私もその通りと思います。

 

V 世界経済フォーラム・ダボス会議主催者の目論むGreat Reset

世界経済フォーラム・ダボス会議を主催するKlaus Schwab氏(写真)は近著”COVID-19: The Great Reset”2020年7月刊(既に評判の本らしい)にて、Covid-19は人類が滅びるような感染症ではないが、コロナ後の世界がコロナ前の世界に戻ることはない(許さない)、これは世界経済のGreat Resetなのだ、と宣言しています。「世界経済のしくみをリセットする」という概念はコロナ感染症で初めて出現したものではなく、2011年頃から資本主義経済が拡張しきってバブル崩壊の気配が押し寄せてきた頃から提唱されていたものです。しかし、2017年に第四の産業革命としてアリババやアマゾンなどネットによる取引とグローバリズムの隆盛を提唱してから、逆にトランプや欧州ポピュリズムなどによる反グローバリズムの動きが盛んになったことから今回のGreat Resetでscrap and buildを図ろうという計画になったのではないかと思います(私はあらすじしか見てないので間違ってたらすみません)。

世界経済フォーラムのKlaus Schwab氏(かなり怖そうなおじさん)と近著Covid-19とグレートリセット

VI “A flu d’etat” 成就か

米国大統領選挙はコロナ感染症(の対応失敗)でトランプが敗北した、という理由付けが何故か説得力を持って受け入れられているようです。そして次期大統領候補のバイデン氏は早速Covid-19 panel(対策委員会)としてVirek Hallegere Murthy氏、Marcell Nuez-Smith氏、David Kessler氏らの名前を上げて、国民にマスク着用の義務付け、Covid検査の拡充(国民全員検査)、ワクチン強制施行を前提とした免疫パスポートの導入の可能性について言及しました。世界の流れがこの方向に進むと、日本も有無を言わせず同じ方向に進むことになるでしょう。そこに科学的妥当性を検討する余地は許されません。A Flu d’etatですから。

コメント (5)
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