Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

地獄に仏とはこのことだ

2008-08-26 21:36:52 | Weblog
昨日は久しぶりに電車で東京に出かけ,五反田で会社訪問のあと,「クルマ」チームと鶯谷で焼肉。これもだいぶ久しぶりのことだが,深夜バスで帰る。痛飲していたため爆睡。そして終点で目が覚め,周りを見回すと,期待していた風景と違う。ここはどこだ? 大学のど真ん中じゃないか!

夜中の1時。どこまで歩いていけば,タクシーに巡り会うのか・・・。研究室で寝ようか・・・。いや,無線でタクシーを呼ぼうとケータイをいじっていると,闇のなかから人が現れた。身分証明証を示され,この近くで勤務されている方だと。この時間,ぼくのように乗り越してしまい,ボー然と佇んでいることがよくあるらしい。

いまからクルマで帰宅するので,ついでに送っていただけるという。聞けば,ぼくの帰る方向とほぼ同じだ。お言葉に甘えて送っていただく。固辞する人もいるという。現金でお礼をしようとする人もいるが,お断りしているとも。となれば,ひたすらことばで感謝の意を伝えるしかない。本当に助かりました!

正直,このような親切な方がいるとは,ここは何と素晴らしい場所だろうと思った。もちろん,この地でさえ,こうした申し出を一般に受けてよいかどうか,難しいところである(特に女性の場合)。それにしても深夜バスの終点が変わったことに注意していなかった。日常のどこに落とし穴があるかわからない。

今日,ようやく10月の JAWS2008 に向けた予稿を書き終わる。エージェントベースCRM なるものを構想中で,その「序論」的なものを書いた。本番までもう少し発展させるとしても,全体から見ると,ほんの一歩にすぎない。追い風は吹いているものの,他に優先すべきことも多々ある。

そろそろ研究室の大整理~荷造りも始めなくては。