HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

買い物日記 男前シングルその3

2010-06-05 18:17:18 | ROCK
掲載写真はジョイ・ディヴィションのデビューEP「AN IDEAL FOR LIVING」。
後のバンドの悲劇的な顛末を思えば、考えさせられるタイトルである。
私が洋楽のレコードを買い始めた頃には、彼らは既にニュー・オーダーと名乗っていて
なんとなく私と相性が悪いバンドであった。よってジョイ・ディヴィションもかなり
後になってから聴いたバンドである。

これもジャケットの印象が強烈であるのと、A面1曲目の『WARSAW』が好きだと言う理由で
この盤を買った。何度かこの装丁で再発されているようで、2009年の英国再発盤には
様々な色のカラー・ヴィニールが存在する。私の盤は何時何処で再発されたか解からないが
マーブル・カラーのディスク。オリジナルが44回転なのに対し、これは33回転(笑)
でも、いいじゃないですか。機嫌良く所持しますよ。
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買い物日記 男前シングルその2

2010-06-05 17:34:23 | ROCK
これも今年のレコード・ストア・デイ記念で再発されたラモーンズの「I WANNA BE YOUR
BOYFRIEND」。ジャケット写真はオリジナル通りだが、オリジナル盤はレコードを取り出し易く
する為に表ジャケット上部が少しだけ丸く切られていた。

B面はロサンジェルスのロキシーで収録されたライブで「CALIFORNIA SUN / I DON'T WALK
AROUND WITH YOU」を収録。『LEAVE HOME』が2005年にリマスターされた時に76年8月
12日のロキシーでのライブが16曲(!)ボーナス・トラックとして追加されたのだが
多分、その時の録音だろう。CDでは「CALIFORNIA SUN」の最後でおこるハウリング音が
聞けるがシングルでは聞けないので、断定はできないがイントロ前の短い掛け声は同じようにも
思える。

日本盤はB面とA面がひっくりかえった形でシングル盤となった。
日本盤「パンク天国」をお持ちの方は大切にしてください。
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買い物日記 男前シングルその1

2010-06-05 17:13:43 | ROCK
ストーンズの7インチ「PLUNDERED MY SOUL」を廻ってあれこれ検索したついでに
昨年のレコード・ストア・デイ絡みで再発されたストゥージズとMC5の7インチを入手し、
更にはポール・ウェラーの新譜発売に伴う7インチを2枚買ったことで、なんとなく
7インチ探しに身が入ってしまった。といっても、オリジナルの高額物件に手を出せる身分でも
無いので、再発盤でもいいから買うことができる価格のブツをということであるが。(笑)

暇つぶしを兼ねて、この1カ月の間に届いた7インチ(男前ジャケ付き)を並べてみよう。
まずはルー・リードの「SATELLITE OF LOVE」。今年のレコード・ストア・デイ記念で再発された
1枚である。オリジナルのジャケットを再現という謳い文句はそのまま殺し文句でもある。
そういえば、この曲には「愛の人工衛星」という素晴らしい邦題(笑)があったのだが
今は使われていないようである。
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YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 49

2010-06-05 11:04:52 | ROCK

今回、ボウイ・カバー集を編むにあたってデュラン・デュランのカバーは1曲も使わなかった。
当初『DIAMOND DOGS』を使おうと思っていたのだが、私が所持するあの悪名高きカバー集
「THANK YOU」は外盤だったことを忘れていた。先日書いたデフ・レパードと同じように、
このアルバムも日本盤CDは2曲多く収録されていて、そのうちの1曲が『DIAMOND DOGS』なのだ。
で、結局件の曲はベックのバージョンを気に入っていたこともあり、それを使うことにした。
彼らには『FAME』のカバーもある。しかし、それも別のカバーと競い合った結果、使わないことに
した。

掲載写真はユーリズミックスが83年に発表した「TOUCH」。ユーリズミックスもビジュアル的に
インパクトがあった。アニー・レノックスの男装のイメージは強烈で、その性別不詳ぶりは
当時の私に女性の短髪に対する恐怖症さえ植えつけたのであった。半分冗談で半分本当。(笑)
もちろん今では経験値を上げているので、そんなことはない。
このアルバム中最大のヒットは『WHO'S THAT GIRL?』。プロモ・ヴィデオが面白く長髪のかつらを
被って女装(失礼)したアニーと男装のアニーがキスをするシーンが印象的だ。男装のアニーが
なんとなくプリンスっぽいのが興味深い。(笑)デイブ・スチュワートが様々な女性を伴って
アニーが歌うクラブに現れるのだが、その中にマリリンがいてゾッとさせられるしバナナラマの
メンバーもいるのが、時代を感じさせる。
アルバムの中で一番好きなのは冒頭の『HERE COMES THE RAIN AGAIN』で、アニーの低音が
シンセの音色や打ち込みのリズムとマッチしていて、今聴いてもゾクゾクする。

アルバム「TOUCH」は2005年に、シングルや12インチのカップリング曲それに未発表曲等
7曲のボーナス・トラックを加えたリマスター盤がリリースされた。
そこに収録された未発表曲がボウイ・カバー『FAME』である。未発表だけあってトラックの
完成度は元々のアルバム収録曲ほどではないが、アニーの声の存在感には抗えない。
日本でも、宮沢りえや野宮真貴がカバーしたので、なんとなく女性のカバーのイメージが
強いのが今回のカバー集にこれを採用する隠れた要因になっているのも事実である。

最近出たボウイ・トリビュート盤でデュラン・デュランは『BOYS KEEP SWINGING』を
カバーしたようだが、これは聴いていない。もっとも件の曲はスザンナ・ホフスを使うことを
最初から決めていたので・・・・・。(笑)

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LET ALL THE CHILDREN BOOGIE

2010-06-04 18:05:28 | ROCK
当人たちが意識する前から、いや意識していたかもしれないが、ファンやメディアによって
ライバル同士のように取り上げられたバンドは幾つもある。60年代のストーンズとビートルズは
その最たる例だが、オアシスとブラーなんて名前を持ちだすのが私の限界点だ。(笑)
80年代にはデュラン・デュランとカルチャー・クラブは何かと比較されていたように
記憶している。
どちらもプロモーション・ヴィデオの作製に力を入れ、MTVを効果的に使ったことや
共にヴィジュアル的にインパクトがある人気バンドだったことが、そういう扱いを容易にした。

私は特にどっちに肩入れするとかいうことは無かった。
何故なら、アダム・&ジ・アンツに入れ込んでいたから。(笑)
冗談はさておき、高校時代に洋楽を聴く同級生の間ではデュラン・デュランは全く話題に
出なかった。クラスの女の子がそんなのに夢中になろうものなら、「俺の方が格好いい」と
声に出さなくとも態度で示すのが男の子なのだから。(笑)
実際、私が『カラー・バイ・ナンバーズ』を所持しているのを見て「こっちのほうがソウルフル
だよな」なんていうヤツは何人かいたものだ。ソウルフル・・・、なんという甘美な響き。
私の田舎におけるRCサクセションの影響と言うのは大きく、ソウルフルと言えばそれで
全て許される空気さえあったものだ。モータウンとスタックスの違いさえ覚束なかったとしても。
(笑)

しかしながら、デュラン・デュランもそれほど嫌いではなかった。LPを欲しいとまでは
思わなかったが、シングルの曲はいいなと思っていた。ミュージック・ライフのグラビアを
切りぬく乙女のように、メンバーにテイラー姓が3人いることに対して「血縁関係があるのか」
なんてことに気をもんだりすることは当然無かったけれど。(笑)

カルチャー・クラブの人気の低下は意外と早く訪れ、86年に活動停止状態になるが99年に
再結成する。掲載写真はその時にリリースされたアルバム「DON'T MIND IF I DO」。
ボーイ・ジョージの声の艶が昔のままだったことに、妙に感心した記憶が蘇ってくる。
ここで取り上げたボウイ・カバーが『STARMAN』である。
ボウイの楽曲の中でも『STARMAN』のカバーは多い。しかしながら、数あるカバーのなかで
本当に子供たちを「気楽にさせ」、「馴染ませた」カバーと言えばこのバージョンが浮上する。
「ブギーさせた」かどうかは、この際いいだろう。
いかにボウイ様とはいえ、ブギーに関してはマーク・ボランにかなわないから。
ハッ、まさかスターマンってマークを意識して書いたなんてことはないよね。

今度の日曜、6月6日はアルバム「ジギー・スターダスト」が発売された日。
棚から引っ張り出してこようぜ。尤も私は仕事なのだけど。(笑)



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CAN YOU HEAR ME , MAJOR TOM ?

2010-06-01 21:12:54 | ROCK
デフ・レパードも既に30年の歴史を誇るグループになった。
「えっ、そんなに長くやっているの?」という言葉がそこまで出かかったが、こっちも
それだけ歳をとったということだ。ほとんど興味の範疇外のバンドなのだが、シングルとして
ヒットした「フォトグラフ」だけは記憶に残っている。
ほとんど興味の範疇外と書いたが、このバンドにはそれほど悪い印象は持っていない。
ドラマーのアクシデントにもめげず、彼を解雇せずバンドを存続させたのは立派だと
思うし、何よりヴォーカルのジョー・エリオットが熱烈なイアン・ハンター信者とくれば
それだけで高感度は上がるというものだ。

デフ・レパードは2006年にカバー曲を集めたアルバム「YEAH !」を発表する。
キンクスやモット・ザ・フープル、T.レックスにフェイセスと、どうやっても私が嫌いに
なれない曲をしこたまカバーしたアルバムなのだが、厄介なことに北米では流通するチェーン店の
違いによってボーナス・トラックが違った。キッスのDVDと同じようにファン泣かせの
商売で、とても賛同するわけにはいかないのだが通好みのカバーがそこに収録されているために
全部買ったファンがいることも容易に想像がつく。
ちなみに日本盤にはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの『AMERICAN GIRL』、イギー&
ザ・ストゥージズの『SEARCH AND DESTROY』がボーナス・トラックで収録された。

掲載写真はウォル・マートで流通した盤に収録されたボーナス・トラックにインタビューを
追加したCD。ウォル・マートで流通したCDがボーナス・トラックの数が一番多く、
日本盤に追加された2曲にクイーン、ジョブライアス(!)、ボウイのカバーが収録された。
ボウイ・カバーは『SPACE ODDITY』。本編では『DRIVE-IN SATURDAY』がカバーされたが
私が編集するボウイ・カバー集では件の曲はモリッシーのバージョンを使うので、
デフ・レパードは『SPACE ODDITY』での登場と相成った。但しこのカバーは名義こそ
デフ・レパードだが、全ての楽器とボーカルをジョー・エリオットが担当しており、実際は
ジョーのソロと言ってもいいだろう。
で、このカバーがオリジナルに忠実でなかなかいい感じを出していて、カバー集のオープニングに
配することになった。

ちなみにターゲットで流通した盤のボーナス・トラックにはマッギネス・フリントのカバーが、
ベスト・バイで流通した盤にはアラン・ハル(!)のカバーが収録されている。
全部集めると本編以外で10曲のカバーやライブを聴くことができるのだが、いつかこれも
DXエディションとか適当な名目でまとまってリリースされるかもしれない。
「最初から2枚組で出せよ。」と思うのが人情だが、モンキー・ビジネスはまだまだ続く・・・。

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