それほど多くの盤を聴いたわけではないが、所謂ナイヤビンギ物は好きだ。
元々はラスタファリアンの集まり(宗教的な意味合いがある場合が多い)で、パーカッションを
叩きながら歌ったことが始まりで、歌詞の内容も思想的である。
日本人で宗教嫌いの私が聖書やラスタファリズムの教えを実践するわけもないが、何故この手の
音楽を好むかというと、単純に気持ちがいいからである。(笑)
掲載写真はラス・マイケルが74年にDADAWAHという変名で出したアルバム『PEACE AND LOVE』。
翌75年にトロージャンが広くディストリビュートした際のジャケットはラスの写真の
上半身を拡大して抜き出しオレンジを基調に着色したもので、同年のアルバム『NYAHBINGI』と
2イン1でCD化された時もそのジャケットが使われた。
今年になって市場に出たのがオリジナル・ジャケットで、トロージャン盤しか知らなかった者の
度肝を抜いたというわけだ。
全編で聴くことができるパーカッションやピアノ、ボーカルにかけられた深いエコーと、
コードを刻むだけでない官能的なリード・ギターの絡みがおそろしくサイケデリックで
しかもどの曲も10分前後の尺。明るいとか能天気とかという言葉とは全く無縁の
漆黒の世界。レゲエ以外での比較対象としてはヤホワ13かサン・ラの音を挙げるのが
相応しいと言えば、ロック好きにもなんとなくニュアンスは伝わるかも。
デジ・パック仕様だが、フロントとリアに使われたオリジナルのジャケットの情報は
全てわかるようになっているし、レーベルも両面とも写真が掲載されている。
未聴の方はもちろん、過去盤をお持ちの方も購入する価値が大いにある優れた再発であるのは
間違いない。
元々はラスタファリアンの集まり(宗教的な意味合いがある場合が多い)で、パーカッションを
叩きながら歌ったことが始まりで、歌詞の内容も思想的である。
日本人で宗教嫌いの私が聖書やラスタファリズムの教えを実践するわけもないが、何故この手の
音楽を好むかというと、単純に気持ちがいいからである。(笑)
掲載写真はラス・マイケルが74年にDADAWAHという変名で出したアルバム『PEACE AND LOVE』。
翌75年にトロージャンが広くディストリビュートした際のジャケットはラスの写真の
上半身を拡大して抜き出しオレンジを基調に着色したもので、同年のアルバム『NYAHBINGI』と
2イン1でCD化された時もそのジャケットが使われた。
今年になって市場に出たのがオリジナル・ジャケットで、トロージャン盤しか知らなかった者の
度肝を抜いたというわけだ。
全編で聴くことができるパーカッションやピアノ、ボーカルにかけられた深いエコーと、
コードを刻むだけでない官能的なリード・ギターの絡みがおそろしくサイケデリックで
しかもどの曲も10分前後の尺。明るいとか能天気とかという言葉とは全く無縁の
漆黒の世界。レゲエ以外での比較対象としてはヤホワ13かサン・ラの音を挙げるのが
相応しいと言えば、ロック好きにもなんとなくニュアンスは伝わるかも。
デジ・パック仕様だが、フロントとリアに使われたオリジナルのジャケットの情報は
全てわかるようになっているし、レーベルも両面とも写真が掲載されている。
未聴の方はもちろん、過去盤をお持ちの方も購入する価値が大いにある優れた再発であるのは
間違いない。