HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

CAN YOU HEAR ME , MAJOR TOM ?

2010-06-01 21:12:54 | ROCK
デフ・レパードも既に30年の歴史を誇るグループになった。
「えっ、そんなに長くやっているの?」という言葉がそこまで出かかったが、こっちも
それだけ歳をとったということだ。ほとんど興味の範疇外のバンドなのだが、シングルとして
ヒットした「フォトグラフ」だけは記憶に残っている。
ほとんど興味の範疇外と書いたが、このバンドにはそれほど悪い印象は持っていない。
ドラマーのアクシデントにもめげず、彼を解雇せずバンドを存続させたのは立派だと
思うし、何よりヴォーカルのジョー・エリオットが熱烈なイアン・ハンター信者とくれば
それだけで高感度は上がるというものだ。

デフ・レパードは2006年にカバー曲を集めたアルバム「YEAH !」を発表する。
キンクスやモット・ザ・フープル、T.レックスにフェイセスと、どうやっても私が嫌いに
なれない曲をしこたまカバーしたアルバムなのだが、厄介なことに北米では流通するチェーン店の
違いによってボーナス・トラックが違った。キッスのDVDと同じようにファン泣かせの
商売で、とても賛同するわけにはいかないのだが通好みのカバーがそこに収録されているために
全部買ったファンがいることも容易に想像がつく。
ちなみに日本盤にはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの『AMERICAN GIRL』、イギー&
ザ・ストゥージズの『SEARCH AND DESTROY』がボーナス・トラックで収録された。

掲載写真はウォル・マートで流通した盤に収録されたボーナス・トラックにインタビューを
追加したCD。ウォル・マートで流通したCDがボーナス・トラックの数が一番多く、
日本盤に追加された2曲にクイーン、ジョブライアス(!)、ボウイのカバーが収録された。
ボウイ・カバーは『SPACE ODDITY』。本編では『DRIVE-IN SATURDAY』がカバーされたが
私が編集するボウイ・カバー集では件の曲はモリッシーのバージョンを使うので、
デフ・レパードは『SPACE ODDITY』での登場と相成った。但しこのカバーは名義こそ
デフ・レパードだが、全ての楽器とボーカルをジョー・エリオットが担当しており、実際は
ジョーのソロと言ってもいいだろう。
で、このカバーがオリジナルに忠実でなかなかいい感じを出していて、カバー集のオープニングに
配することになった。

ちなみにターゲットで流通した盤のボーナス・トラックにはマッギネス・フリントのカバーが、
ベスト・バイで流通した盤にはアラン・ハル(!)のカバーが収録されている。
全部集めると本編以外で10曲のカバーやライブを聴くことができるのだが、いつかこれも
DXエディションとか適当な名目でまとまってリリースされるかもしれない。
「最初から2枚組で出せよ。」と思うのが人情だが、モンキー・ビジネスはまだまだ続く・・・。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« YOU CAN DO A LOT WITH 100 W... | トップ | LET ALL THE CHILDREN BOOGIE »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おらこのバンド好きなんだよね (tapara)
2010-06-02 23:40:14
>ちなみにターゲットで流通した盤のボーナス・トラックにはマッギネス・フリントのカバーが

HARRYさん、どんな曲なんですか?

ちなみに、デフ・レパードていうのはまだ聴いたことがありません。。
返信する
When I'm Dead and Gone (ハリー)
2010-06-04 18:04:12
taparaさん

ギャラガー&ナイル作の件の曲、日本ではわかりやすくも、とんでもない(笑)邦題がついていました。デフ・レパードのカバーは聴いたことがないのですが、こういう曲をカバーするあたり、英国の
バンドだなあと改めて思います。
返信する
確かに爆なる邦題 (tapara)
2010-06-05 00:38:50
HARRYさん、たしかに凄い和題でしたね。

当時、ラジオでそのタイトルを聞いて、曲調とのギャップに驚きました。。
返信する
昔の邦題は面白かった (ハリー)
2010-06-05 12:44:56
taparaさん

結構軽快な感じの曲だけに、あの邦題は
狙い過ぎな感じがします。
ラジオでも紹介しにくかったでしょうね。
返信する

コメントを投稿