HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ALAN MERRILL / DOUBLE SHOT ROCKS

2005-07-21 21:29:17 | ROCK
その男の名は、アラン・メリル。
そう、「ウォッカ・コリンズ」「アロウズ」で洋の東西を
問わず多くのロック者を夢中にさせる、あの男だ。
いや、我ながら大袈裟だなあ。(笑)

というか。
先の2枚のアルバムのベーシック・トラックにはアラン・メリル
も参加しているのだ。クレジットがないに等しいのが残念ではあるが
事実である。そのベーシック・トラックにボーカルとギターを
加えてレコーディングしたのが、2003年発表のこのアルバム。
最近のアランのアルバムはCDRでのリリースなのが悲しいが
これは傑作である。ボーナス・トラックの「LET'S THINK
ABOUT IT 」ではアーサー・アレクサンダー御大とデュエットまで
披露している。誰にもこの盤に文句はつけられないぜ。

アランのロック・ギターとボーカルはいつものように聴く者を
魅了する。それだけでも十分買う価値がある。それに加えて・・・・。
先にこのアルバムは企画盤のベーシック・トラックを使用と書いた。
つまり、このアルバムでもクリス・スペディングやマーク・ノップラーの
ギターが聴けるのだ。アーサー・アレクサンダーのカバー曲の
ピアノは全てスプーナー・オールダムだしドニー・フリッツがピアノで参加。
アラン盤にはクレジットが抜け落ちているが、アコースティック・ギターは
ダン・ペン。アメリカの良心がここにあるのだ。

クリス・スペディングいわく。
”THIS SHOULD BE ALAN'S ALBUM,HE DONE A GREAT JOB
ON THESE TUNES".
偉大な二人のコンポーザーの足跡を駆け足でたどるには
うってつけのアルバム。先の2枚ほど話題性は無く、メディアでの
紹介は見受けられなかったように記憶するが、機会があれば
是非聴いていただきたいと思う。


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ADIOS AMIGO & BRACE YOURSELF

2005-07-21 20:46:38 | ROCK
唐突に、2枚のトリビュート盤を・・・。
まず写真の上の盤。94年にリリースされた、アーサー・
アレキサンダーへのトリビュート。
豪華なアーティストによる収録であるので主な曲目と
カバーしたアーティスト名を列記する。

01 I LOVE YOU SO / FELIX CAVALIERE & VERONICA
02 YOU BETTER MOVE ON / CHUCK JACKSON & MARK NOPFLER
03 JOHNY HEARTBREAK / COREY GLOVER
04 ANNA / ROGER McGUINN
05 IN THE MIDDLE OF IT ALL / NICK LOWE
06 OLD JOHN AMOS / FRANK BLACK
07 FROM NOW ON / ZUCCHERO
08 EVERY DAY I HAVE TO CRY SOME / GRAHAM PARKER
09 I'D DO IT OVER AGAIN / MARSHALL CRENSHAW
10 GENIE IN THE JUG / GARY U.S. BOND

他にはDAN PENN & DONNIE FRITS,ELVIS COSTELLO,
ROBERT PLANTらが参加している。
掲載曲目は全曲ではなく、またアルバム収録順ではない。

掲載写真下はオーティス・ブラックウェルのトリビュート
こちらも94年発売。この2枚はJON TIVENがプロデュースした
企画盤というわけで、後者の共同プロデュースにはトニー・
ヴィスコンティの名前も見られる。では曲目を。

11 FEVER / TOM VERLAINE
12 PARALYZED / GRAHAM PARKER
13 HOME IN YOUR HEART / PAUL RODGERS
14 HEY LITTLE GIRL / CHRISSIE HIND & CHRIS SPEDDING
15 DON'T BE CRUEL / DEBORAH HARRY
16 HANDYMAN / FRANK BLACK
17 GREAT BALLS OF FIRE / JOE ELY,SUE FOLEY
18 DADDY ROLLING STONE / WILLIE DEVILLE
19 ON THAT POWER LINE / JOE LOUIS WALKER
20 BRACE YOURSELF / RONNIE SPECTOR
21 BREATHLESS / FRANK BLACK & STAX PISTOLS

ちなみにスタックス・ピストルズはグレン・マトロックが参加している
ための命名だが、1STギター・ソロはスティーブ・クロッパーが、
2NDソロはクリス・スペディングが担当。グレンとクリスとスティーブで、
「スタックス・ピストルズ」とは洒落ている。
ちなみにクリス・スペディングはほぼ全編でギターを担当。
他にはDAVE EDMUNDS,JON SPENCERらが参加している。
掲載曲目は全曲ではなく、またアルバム収録順ではない。(笑)

2枚とも豪華なメンバーによる楽しいカバー集である。
ところで。
掲載した21曲を1枚のアルバムで一人でカバーした男がいる。
壮大な前振り・・・(笑)
コメント (8)
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