HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

上田正樹と有山淳司 / 大阪へ出て来てから

2005-05-18 23:08:21 | THIS SONG
ついでなので、再発シングルも掲載しよう。
B面は「あこがれの北新地」。
関西に7年ほどいたが、いまだに新地は怖い
イメージがある。というか高級なイメージ。
大阪なら主戦場は難波だったので・・・。

「ここはあんたら若いもんの来るとこやおまへんで
 ホステスのねえちゃんが面と向かって言いよった
 あこがれの北新地」。
この歌詞でニュアンスはわかってもらえよう。

「COME ON おばはん」という歌がある。
「ちょっと有山、俺と一緒に ト○コ風呂にでも行かへんけ」
 行ったかどうか、わからないが、もしソー○・ランドから
キー坊と有山が出てくるところを想像しただけで笑える。

話は全然変わるが有山の愛車はミニである。
新型なのか、旧型なのか気になる。
私がモーリス・ミニにこだわっているので。
オースチン・ミニを未だに所持している方には
敬意を表する私である・・・・。

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上田正樹と有山淳司 / 俺の借金全部でなんぼや

2005-05-18 22:52:11 | THIS SONG
75年に上田正樹と有山淳司名義で発表されたシングル。
名義は二人のデュオのようだが、このシングルには
しっかり各パートのメンバーがクレジットされており
当然ながら、それはサウス・トゥ・サウスのメンバーである。

サウスのライブは2部構成で、1部が上田と有山を中心
としたアコースティック編成、2部がバカのり(笑)の
ソウル・レビュー風ライブだったという。
契約にあたり、ディレクターは2部で展開されるような
アルバムを想定したというが、それに対し、上田正樹は
ソウルではなく、アコースティックなブルーズやラグでの
録音を提示した。なんとも当時の上田の反骨心が伺える話だ。

作詞が三上寛というのが驚かされる。関西ブルーズ・シーンと
どういう繋がりがあったのだろうか?。歌詞にはサウスの
メンバーが次々と歌いこまれる。

例えばこんな風に・・・。
「お好み焼きやの ゆうちゃんから 5000円借りてきて
 全部パチンコで 負けてもうたから
 乾物屋の中西に 8000円借りた」

ゆうちゃんはベーシストで最近は忌野清志郎と活動をする藤井裕のことで
中西は、セッションにひっぱりだこのピアニスト、中西康晴。
もちろん歌詞には有山、ドラマーの正木五郎、くんちょうもでてくる。
おまけに関西弁である。
”青森県北津軽群東京村じゃ~”と歌った三上寛が関西弁を駆使して
歌詞を書いたこと自体、興味深いと思いませんか?。

ジャケットを見て欲しい。
食い倒れ人形の横の二人は勝手に写真をはめ込んだものである。
このお手軽感!!。
今日はレコーディングだと言われ、レパートリーを2テイクくらいで
ひょいひょいと吹き込むブルーズ・マンのイメージに
ぴったりじゃないか。
このシングルのB面は「大阪へ出て来てから」である。
83年に、アルバム再発にかこつけて再びシングルが切られるのだが
そのときはA面に昇格する。アーティストの意思は
介在していないシングル盤だろうが、B面が「俺の借金・・」
でないのがまた面白いのだ。

今のところ私に借金はない。裏返せばローンを組む勇気がないだけ
なんだけど、常に貧乏ではある。
コメント (4)
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