HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ELLIOTT MURPHY / LIVE IN TEXAS

2005-05-24 19:46:32 | ROCK
今ではアーティストが、自身のHPやネット上の
レーベルを使って作品を発売するのは珍しくないことだ。
気になるアーティストやページが沢山あるのだが、
その一つがエリオット・マーフィーを扱ったものである。
これはマーフィーの「アーカイブス・シリーズ」というべき
もので、過去の未発表デモやライブをCD化して
発表しているシリーズの第8弾。いままではCDで
あったが、今回はDVDだ!。

つまり動くのである。当たり前の事だが、マーフィーが
動くのである。(笑)しかも1977年のマーフィーだ!。
もちろんバンドをバックにつけている。「JUST A STORY FROM
AMERICA」発表後だけに曲も粒ぞろい。これを感動といわずに
なんと言おう?。画質は不満を言えばキリがない。
元のビデオの画像のゆがみもたまに入るが、気になりますか?。
ビデオのヒス・ノイズが耳につくところもあるのだが、
私はそんなこと、この映像の前では問題になりません。
見れるだけでありがたい「お宝」なのである。

1977年3月20日テキサスでのライブ。収録曲は6曲。
おそらくこれがこの日の全てだろう。マーフィーはE.L.O.の
オープニング・アクトとしてこの日、演奏した。
ちょっと話がそれるが、E.L.O.はこの時点では「オーロラの
救世主」が最新アルバム。このツアーが終わって「アウト・オブ・
ザ・ブルー」という大ヒット作(しかも2枚組)を作成する。
乗りに乗っていた時期といえよう。だが、マーフィーとの
ファン層がかぶるとは思えないのも事実である。

ライナーにはこんなことが書いてある・・・。
「20000人の人々に私の名前を覚えてもらい、アルバムを買うこと
 を納得させるために、E.L.O.は30分の時間をくれた。
 希望を持って、ほんのちょっとやってみたのさ。」
なんとも素敵な物言いである。

名曲「ROCK BALLAD」を演奏する前にマーフィーはこう言う。
「この曲をトロントにいるキース・リチャーズに捧げる・・。」
1977年3月、トロントで何があったかはご存知だろう。
今でも現役のロックン・ローラー、エリオット・マーフィーの
若き日の雄姿を是非、見ていただきたい。

ところでこのシリーズ、長い間VOL.2とVOL.3が品切れである。
私は不覚にも未購入で非常に悔しい思いをしているのだが、
興味をもたれた諸兄は急がれたし。
コメント (7)
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