75年に上田正樹と有山淳司名義で発表されたシングル。
名義は二人のデュオのようだが、このシングルには
しっかり各パートのメンバーがクレジットされており
当然ながら、それはサウス・トゥ・サウスのメンバーである。
サウスのライブは2部構成で、1部が上田と有山を中心
としたアコースティック編成、2部がバカのり(笑)の
ソウル・レビュー風ライブだったという。
契約にあたり、ディレクターは2部で展開されるような
アルバムを想定したというが、それに対し、上田正樹は
ソウルではなく、アコースティックなブルーズやラグでの
録音を提示した。なんとも当時の上田の反骨心が伺える話だ。
作詞が三上寛というのが驚かされる。関西ブルーズ・シーンと
どういう繋がりがあったのだろうか?。歌詞にはサウスの
メンバーが次々と歌いこまれる。
例えばこんな風に・・・。
「お好み焼きやの ゆうちゃんから 5000円借りてきて
全部パチンコで 負けてもうたから
乾物屋の中西に 8000円借りた」
ゆうちゃんはベーシストで最近は忌野清志郎と活動をする藤井裕のことで
中西は、セッションにひっぱりだこのピアニスト、中西康晴。
もちろん歌詞には有山、ドラマーの正木五郎、くんちょうもでてくる。
おまけに関西弁である。
”青森県北津軽群東京村じゃ~”と歌った三上寛が関西弁を駆使して
歌詞を書いたこと自体、興味深いと思いませんか?。
ジャケットを見て欲しい。
食い倒れ人形の横の二人は勝手に写真をはめ込んだものである。
このお手軽感!!。
今日はレコーディングだと言われ、レパートリーを2テイクくらいで
ひょいひょいと吹き込むブルーズ・マンのイメージに
ぴったりじゃないか。
このシングルのB面は「大阪へ出て来てから」である。
83年に、アルバム再発にかこつけて再びシングルが切られるのだが
そのときはA面に昇格する。アーティストの意思は
介在していないシングル盤だろうが、B面が「俺の借金・・」
でないのがまた面白いのだ。
今のところ私に借金はない。裏返せばローンを組む勇気がないだけ
なんだけど、常に貧乏ではある。
名義は二人のデュオのようだが、このシングルには
しっかり各パートのメンバーがクレジットされており
当然ながら、それはサウス・トゥ・サウスのメンバーである。
サウスのライブは2部構成で、1部が上田と有山を中心
としたアコースティック編成、2部がバカのり(笑)の
ソウル・レビュー風ライブだったという。
契約にあたり、ディレクターは2部で展開されるような
アルバムを想定したというが、それに対し、上田正樹は
ソウルではなく、アコースティックなブルーズやラグでの
録音を提示した。なんとも当時の上田の反骨心が伺える話だ。
作詞が三上寛というのが驚かされる。関西ブルーズ・シーンと
どういう繋がりがあったのだろうか?。歌詞にはサウスの
メンバーが次々と歌いこまれる。
例えばこんな風に・・・。
「お好み焼きやの ゆうちゃんから 5000円借りてきて
全部パチンコで 負けてもうたから
乾物屋の中西に 8000円借りた」
ゆうちゃんはベーシストで最近は忌野清志郎と活動をする藤井裕のことで
中西は、セッションにひっぱりだこのピアニスト、中西康晴。
もちろん歌詞には有山、ドラマーの正木五郎、くんちょうもでてくる。
おまけに関西弁である。
”青森県北津軽群東京村じゃ~”と歌った三上寛が関西弁を駆使して
歌詞を書いたこと自体、興味深いと思いませんか?。
ジャケットを見て欲しい。
食い倒れ人形の横の二人は勝手に写真をはめ込んだものである。
このお手軽感!!。
今日はレコーディングだと言われ、レパートリーを2テイクくらいで
ひょいひょいと吹き込むブルーズ・マンのイメージに
ぴったりじゃないか。
このシングルのB面は「大阪へ出て来てから」である。
83年に、アルバム再発にかこつけて再びシングルが切られるのだが
そのときはA面に昇格する。アーティストの意思は
介在していないシングル盤だろうが、B面が「俺の借金・・」
でないのがまた面白いのだ。
今のところ私に借金はない。裏返せばローンを組む勇気がないだけ
なんだけど、常に貧乏ではある。
中西さんはこの頃、まだティーンエイジャー
でしたが、よくこんなオールドタイミーな
ピアノが弾けますよねえ(笑)ピアノが
ある意味、この作品のキモですから。
かなり前なのですが、この二人が「ぼちぼちいこか」を
再現するライブを見ました。
キー坊は「このアルバムは年金みたいなもんや」と
MCで語ってましたが、ずっとカタログに残って
広く聴かれて欲しいものです。
新曲としてやった「阿呆の坂田」をネタにしたものは
今ひとつキレがなかったですが、「むかでの錦三」は
鳥肌が立ちました。