先進国シンガポールから、ジャングルのバリへ再入国した私達への歓迎は
空港入国審査での軽いタカリ
ビジネスビザを更新しての再入国には恒例の行為なんだよね
1年間有効なビジネスビザのページを見ながら、なかなか判を押さず、ニヤニヤ笑いながら奴は言う
「ビジネスチップ~」
ふざけるな!
彼らの要求する金額は千円とか、5千円とか先進国の人間なら払える金額を要求してくるところがまぁたタチが悪い
5万円じゃ払わないのがわかってて、ゲームのように仕掛けてくる
ちょっと怒った様な顔で無視していると、怠惰なしぐさで仕方なく判を押す
かつて空港で法外な金額を要求されたオージーが、頑として要求を跳ね除け、入国拒否されたことがあって
怒ったそのオージーは、当時の大統領に手紙を送り改善を要求!!←えらいぞ!
それ以来、法外な値段をふっかけるのはダメということになった…
安けりゃいいのか!?
国を挙げてのタカリ奨励ってナンなんでしょ?
さて、私達にも締めくくりの仕事がある
ジョンと一緒に、イミグレーションに行き登録をしなくちゃいけない
これが終われば堂々と仕事が出来る!
役人達は明らかに身なりがいい
指には金の指輪、眼鏡も金縁、笑うと金歯もキラリ…
ジョンはバリ人ではないが、手広く商売をしている関係上、役所には顔が利くので私達は奥の方にある部屋に通され、なにかと融通を利かせる力があるというヒゲの男性と面会
男の指には何個もの金の指輪、それも宝石がついた豪華なやつ
登録手続きに必要なお金を支払い、ジョンと男は笑顔で会話を交わして、なぜか私達も握手
ジョンに促されるまま、部屋を出て指紋を取る
10本全部!
職員が横について私の指を1本1本紙に押し付けていく…
ちょっとした犯罪者気分
登録を終え安堵で、ジョンと一緒に昼食をとりながらおしゃべり
ジョンはチャールズ・ブロンソンになんとなく似たインドネシア人
数少ないキリスト教徒で、かつてはアメリカ人女性と結婚し、長い間アメリカで仕事をし、生活をしていた
離婚した今も娘さんと連絡をとりながら、アメリカから年金を貰い、インドネシアで小銭稼ぎのビジネスをして気ままな暮らし…
牛に当てたら、乳の出がよくなるとか、鶏に当てると、闘鶏で勝つとか、かなり怪しいレーザー治療器(元は人間用)のインドネシア国内販売の権利を取っていたり、ジャワ王朝のアンティークレプリカの宝剣をお土産として売ろうとしたり、どうも変な品物に興味がある不思議な人…
「私はお金には困っていないけど、何かをしていたいんだまだ老け込みたくない!プンちゃん、友達で独身の女性紹介してくれよー」
今回のように人の世話をしたり、新商品があればフットワーク軽く近づいてみる
長かったアメリカでの暮らしの影響か、彼の頭の中はバリ人とは全く違ってて、どちらかといえば先進国の考えに近い気がするなぁ
英語が完璧な人だから、欧米人と共に行動しているせいもあるのかな?
「指輪好きかい?ビザ取れたお祝いにプレゼントするよ」
インドネシアではビジネスの成功や富の象徴、お守りとして、男性が指輪をつけるのは当たり前で、年齢に関係なく身につけている
ジョンも大きな石のついた指輪をいくつも持ってて、浅黒い肌にそれがよく似合うんだな
ダンナには大きなヘマタイトの指輪、私にはちょっとエスニック風モチーフの真ん中に大きなガーネットのついた指輪をプレゼントしてくれた
バリを離れた今も、この指輪は手元にあってジョンのことを時々思い出す
彼はバリでの生活の中で、私達に嫌な思いをさせることのなかった数少ない人だから…
ビザの手配ををありがとう
指輪をありがとう
今度会った時、何をビジネスにしてるのかな~?と思うとちょっと楽しみ!
空港入国審査での軽いタカリ
ビジネスビザを更新しての再入国には恒例の行為なんだよね
1年間有効なビジネスビザのページを見ながら、なかなか判を押さず、ニヤニヤ笑いながら奴は言う
「ビジネスチップ~」
ふざけるな!
彼らの要求する金額は千円とか、5千円とか先進国の人間なら払える金額を要求してくるところがまぁたタチが悪い
5万円じゃ払わないのがわかってて、ゲームのように仕掛けてくる
ちょっと怒った様な顔で無視していると、怠惰なしぐさで仕方なく判を押す
かつて空港で法外な金額を要求されたオージーが、頑として要求を跳ね除け、入国拒否されたことがあって
怒ったそのオージーは、当時の大統領に手紙を送り改善を要求!!←えらいぞ!
それ以来、法外な値段をふっかけるのはダメということになった…
安けりゃいいのか!?
国を挙げてのタカリ奨励ってナンなんでしょ?
さて、私達にも締めくくりの仕事がある
ジョンと一緒に、イミグレーションに行き登録をしなくちゃいけない
これが終われば堂々と仕事が出来る!
役人達は明らかに身なりがいい
指には金の指輪、眼鏡も金縁、笑うと金歯もキラリ…
ジョンはバリ人ではないが、手広く商売をしている関係上、役所には顔が利くので私達は奥の方にある部屋に通され、なにかと融通を利かせる力があるというヒゲの男性と面会
男の指には何個もの金の指輪、それも宝石がついた豪華なやつ
登録手続きに必要なお金を支払い、ジョンと男は笑顔で会話を交わして、なぜか私達も握手
ジョンに促されるまま、部屋を出て指紋を取る
10本全部!
職員が横について私の指を1本1本紙に押し付けていく…
ちょっとした犯罪者気分
登録を終え安堵で、ジョンと一緒に昼食をとりながらおしゃべり
ジョンはチャールズ・ブロンソンになんとなく似たインドネシア人
数少ないキリスト教徒で、かつてはアメリカ人女性と結婚し、長い間アメリカで仕事をし、生活をしていた
離婚した今も娘さんと連絡をとりながら、アメリカから年金を貰い、インドネシアで小銭稼ぎのビジネスをして気ままな暮らし…
牛に当てたら、乳の出がよくなるとか、鶏に当てると、闘鶏で勝つとか、かなり怪しいレーザー治療器(元は人間用)のインドネシア国内販売の権利を取っていたり、ジャワ王朝のアンティークレプリカの宝剣をお土産として売ろうとしたり、どうも変な品物に興味がある不思議な人…
「私はお金には困っていないけど、何かをしていたいんだまだ老け込みたくない!プンちゃん、友達で独身の女性紹介してくれよー」
今回のように人の世話をしたり、新商品があればフットワーク軽く近づいてみる
長かったアメリカでの暮らしの影響か、彼の頭の中はバリ人とは全く違ってて、どちらかといえば先進国の考えに近い気がするなぁ
英語が完璧な人だから、欧米人と共に行動しているせいもあるのかな?
「指輪好きかい?ビザ取れたお祝いにプレゼントするよ」
インドネシアではビジネスの成功や富の象徴、お守りとして、男性が指輪をつけるのは当たり前で、年齢に関係なく身につけている
ジョンも大きな石のついた指輪をいくつも持ってて、浅黒い肌にそれがよく似合うんだな
ダンナには大きなヘマタイトの指輪、私にはちょっとエスニック風モチーフの真ん中に大きなガーネットのついた指輪をプレゼントしてくれた
バリを離れた今も、この指輪は手元にあってジョンのことを時々思い出す
彼はバリでの生活の中で、私達に嫌な思いをさせることのなかった数少ない人だから…
ビザの手配ををありがとう
指輪をありがとう
今度会った時、何をビジネスにしてるのかな~?と思うとちょっと楽しみ!