世界フィギュア終了

今シーズンのフィギュアスケートが終わりました
選手の皆様お疲れ様でした

日本選手はココに焦点を合わせられなかったと評価されていましたが、
今回の結果はこの競技会場の特殊な形なども影響していたのかな？とも思います。

でもこの競技会に出場している選手は誰が表彰台に立ってもおかしく無いわけで、その日の体調や心の動き、どんな天気でどんな風が吹くか…誰にもわからないのです。

カナダ、ケビン・レイノルズ
5位になった選手ですが、この人は4回転は大得意、でもなかなか表彰台に上れない人でした
長い手足と高い鼻、カクッとした動きがピノキオのようだったのに、今回の彼はちょっと違いました
4回転の成功は素晴らしいのですがそれ以上に素晴らしかったのは
揺れてしなる柳のように美しく、流麗な動きは春の風のようでした

表彰台に立った
カザフスタン、デニス・テン
4回転の成功と共に、すべての演技が光っていました
幼い頃から技の正確さと優れた演技力では定評がありましたが、今回は高度な技術を余すところ無く見せてくれたと思います
スピン、特に素晴らしかったと私は思います

上位の選手たちが素晴らしかったのはもちろんですが、フィギュアのいいところは回転技以外の見所もたくさんあるということです

その選手の持ち味がわかっている人にとっては、高度な技より素晴らしい演技から生まれる哀愁、華麗な伸びやかさ、夢のような輝き…どれをとっても見逃せないものなのです

女子もキム・ヨナと浅田真央の対決だけが注目のように言われていましたが、すばらしいの対決ではなく個々の技術がどうかをきちんと見て欲しいと思いました


結果は結果ですが、点数よりもそこにある風情や優雅な香り、それぞれの個性が煌く瞬間を楽しんでいただきたいと思います

来期のフィギュアシーズン、また楽しみです！