スタッフとして働いていたチャンドラー、私が日本に戻る時
「私もつれて行って!」
と大粒の涙を流した、可愛い妹のような子
チャンドラワティという名前の意味は
月の子
注:過去ブログ「月の子供チャンドラー その1~5」参照願います
あの日から3年以上の時が過ぎても、彼女の手のぬくもりを忘れることは無い
いや、忘れるどころか何かにつけて彼女を思い出す…
好きな人と結婚したとはいえ、日本人にふらふらするような男だ
チャンドラーは幸せかな?
仕事は大丈夫だろうか?
まるで肉親の様に彼女が気がかり…
ちょっとタレ気味の大きな目からこぼれる涙をまた思い出す
そして私は今日彼女に再会する
ワクワクドキドキ…
実は彼女は私がバリに来た事を知らない
家にはいないかもしれないなあ
彼女が嫁いだ家は小屋のようなギャラリーが並ぶアーティストが多い地域
応対してくれた30歳くらいの男性はどうやら彼女のダンナの兄らしい
彼の案内で細い道を入る…
小道をかけてきた子供、もしかしてこの子は?!
バリ語でお兄さんと会話する声が…
それは聞き覚えのある声
タタタタタ
走り寄ってきたのはチャンドラー!
「ぷんさん!!!!!」
「チャンドラー!!!」
泣き出して抱き合う私達を、チャンドラーの息子が不思議そうに見ている…
アーティストの卵で、近所の大きなギャラリーに勤めているダンナ、その父母、ひとり息子と暮らすチャンドラーはしっかりお母さんになっていたけど、まだ23歳
「ぷんさんは私の素晴らしい先生だったから、私、今は店のヘッドシェフになったんだよ」
私が教えた子が、自分なりのプライドを持って努力し続けて獲得したポジション!
よかったねえ~
しっかりやろうとするあまり、はじめは要領の悪い子だったチャンドラー
でも私の下で誰よりもまじめに努力して、細かい仕事を着実にこなしていった
みんなが苦手な衛生管理や 、材料のチェックなど一番確実だったもんね
チャンドラーがいる日は安心して任せられたなあ…
二人で仕事をしていた日々が懐かしい
彼女は私達がまたバリで商売をするのでは?って思ったみたいだけれど、その予定が無いことを告げると淋しそう
お店はオーナーニョマン一家が仕切る体制に戻り、全てのことが前のように一家の力で運営されるようになったとか
スタッフ達は、またニョマン一家のわがまま娘の暴言や勝手し放題に閉口してるとかで雰囲気は最悪らしい
ニョマンはさておいても、あのファミリーには謙虚さっちゅーものんが見うけられんのよね
ニョマンを尊敬する人はいても、実力もないのに威張ったり、偉そうにふるまう家族や親戚達を慕うものはいない
お金持ちのハイクラスファミリー、でも階級はロークラス
影でそんなふうに言われてしまうのも、一代でここまでやってきたニョマンがちょっと可愛そうな気もしたりして…
子供は3歳の男の子が1人
目のきれいな可愛いやんちゃくん!
チャンドラーはママなんだよね…
仕事もしてるし、作業の多い家事もやってるし、大変だ
明後日からはバリの大きなお祭
ガルンガン
がはじまる
その準備も大変なことだろう
翌日、ガルンガンのお祭り用に作った、バリの祭事料理ラワール(朝殺した豚肉を茹でてスパイスと一緒に混ぜた料理)をご馳走になってビックリ
あれー?店で食べたのより全然美味しい
これも気持ちの問題かなあ?
ウブド滞在の3日間、チャンドラーの笑顔を見ることができて本当に本当に幸せ!
最後の日、彼女はまた大きな眼に涙をいっぱい浮かべて
「ぷんさんありがとう!チャンドラーを忘れないで!」
って…
忘れるわけがない、それにまた会えるのに…いや、
彼女は待つ側
自分で日本に来る事は絶対出来ないし、私が彼女を忘れたらこれが最後になるかもしれないって思ってるから
彼女の小さな息子は、私達の別れ難い気持ちを敏感に察知したのか、私が母親を連れていってしまうのではないかとソワソワし始めたくらい
しっかり抱き合って、ほっぺたをくっつけて別れた
お互いの姿が見えなくなるまで手を振るのはあの時と同じ…
でも私はまたバリに来るからね、チャンドラー!
チャンドラーの家族と再会して、胸の奥のひっかかりは少しだけ楽になったんだもの
また会いに行くよ
異国の大切な妹
彼女の家の庭からもらったバナナの葉っぱ
冷蔵庫で新聞にくるまれながら、まるでチャンドラーの様に私の料理の手伝いをするのを待っている
「私もつれて行って!」
と大粒の涙を流した、可愛い妹のような子
チャンドラワティという名前の意味は
月の子
注:過去ブログ「月の子供チャンドラー その1~5」参照願います
あの日から3年以上の時が過ぎても、彼女の手のぬくもりを忘れることは無い
いや、忘れるどころか何かにつけて彼女を思い出す…
好きな人と結婚したとはいえ、日本人にふらふらするような男だ
チャンドラーは幸せかな?
仕事は大丈夫だろうか?
まるで肉親の様に彼女が気がかり…
ちょっとタレ気味の大きな目からこぼれる涙をまた思い出す
そして私は今日彼女に再会する
ワクワクドキドキ…
実は彼女は私がバリに来た事を知らない
家にはいないかもしれないなあ
彼女が嫁いだ家は小屋のようなギャラリーが並ぶアーティストが多い地域
応対してくれた30歳くらいの男性はどうやら彼女のダンナの兄らしい
彼の案内で細い道を入る…
小道をかけてきた子供、もしかしてこの子は?!
バリ語でお兄さんと会話する声が…
それは聞き覚えのある声
タタタタタ
走り寄ってきたのはチャンドラー!
「ぷんさん!!!!!」
「チャンドラー!!!」
泣き出して抱き合う私達を、チャンドラーの息子が不思議そうに見ている…
アーティストの卵で、近所の大きなギャラリーに勤めているダンナ、その父母、ひとり息子と暮らすチャンドラーはしっかりお母さんになっていたけど、まだ23歳
「ぷんさんは私の素晴らしい先生だったから、私、今は店のヘッドシェフになったんだよ」
私が教えた子が、自分なりのプライドを持って努力し続けて獲得したポジション!
よかったねえ~
しっかりやろうとするあまり、はじめは要領の悪い子だったチャンドラー
でも私の下で誰よりもまじめに努力して、細かい仕事を着実にこなしていった
みんなが苦手な衛生管理や 、材料のチェックなど一番確実だったもんね
チャンドラーがいる日は安心して任せられたなあ…
二人で仕事をしていた日々が懐かしい
彼女は私達がまたバリで商売をするのでは?って思ったみたいだけれど、その予定が無いことを告げると淋しそう
お店はオーナーニョマン一家が仕切る体制に戻り、全てのことが前のように一家の力で運営されるようになったとか
スタッフ達は、またニョマン一家のわがまま娘の暴言や勝手し放題に閉口してるとかで雰囲気は最悪らしい
ニョマンはさておいても、あのファミリーには謙虚さっちゅーものんが見うけられんのよね
ニョマンを尊敬する人はいても、実力もないのに威張ったり、偉そうにふるまう家族や親戚達を慕うものはいない
お金持ちのハイクラスファミリー、でも階級はロークラス
影でそんなふうに言われてしまうのも、一代でここまでやってきたニョマンがちょっと可愛そうな気もしたりして…
子供は3歳の男の子が1人
目のきれいな可愛いやんちゃくん!
チャンドラーはママなんだよね…
仕事もしてるし、作業の多い家事もやってるし、大変だ
明後日からはバリの大きなお祭
ガルンガン
がはじまる
その準備も大変なことだろう
翌日、ガルンガンのお祭り用に作った、バリの祭事料理ラワール(朝殺した豚肉を茹でてスパイスと一緒に混ぜた料理)をご馳走になってビックリ
あれー?店で食べたのより全然美味しい
これも気持ちの問題かなあ?
ウブド滞在の3日間、チャンドラーの笑顔を見ることができて本当に本当に幸せ!
最後の日、彼女はまた大きな眼に涙をいっぱい浮かべて
「ぷんさんありがとう!チャンドラーを忘れないで!」
って…
忘れるわけがない、それにまた会えるのに…いや、
彼女は待つ側
自分で日本に来る事は絶対出来ないし、私が彼女を忘れたらこれが最後になるかもしれないって思ってるから
彼女の小さな息子は、私達の別れ難い気持ちを敏感に察知したのか、私が母親を連れていってしまうのではないかとソワソワし始めたくらい
しっかり抱き合って、ほっぺたをくっつけて別れた
お互いの姿が見えなくなるまで手を振るのはあの時と同じ…
でも私はまたバリに来るからね、チャンドラー!
チャンドラーの家族と再会して、胸の奥のひっかかりは少しだけ楽になったんだもの
また会いに行くよ
異国の大切な妹
彼女の家の庭からもらったバナナの葉っぱ
冷蔵庫で新聞にくるまれながら、まるでチャンドラーの様に私の料理の手伝いをするのを待っている