こまつ座の「私は誰でしょう」をご一緒した職場の女性の先輩から、下記のようなメールが先週末にきた。
「友人の赤坂治績さんから「歌舞伎の名せりふ」についてラジオで話すと連絡がきました。ラジオがあったら聞いてみてください。」
16日(月)~19日(木)の4日間、NHKラジオ①「ラジオ深夜便」。夜11時20分から始まる番組だが、11時40分頃からの「ないとエッセイ」というコーナーで「歌舞伎の名せりふ」について話されるとのこと。
我が家には娘が以前使っていた目覚まし時計にラジオが内蔵されているのがあるだけである。それもアンテナの役割をはたすコードがとれてしまっている。娘に「ラジオはダメだと思うよ」と言われていたが、ダメモトで聞いてみた。雑音も激しく選局に手間どったが、聞こえた!
お声は淡々としていた。特に朗読が上手ではないなぁと思って聞いていたら、アナウンサーが最後に赤坂さんを演劇評論家と紹介。なぁるほど。
一日目は石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」の場面の台詞。2日目は「三人吉三」のお嬢吉三の「月も朧に~こいつぁ春から縁起がいいわぇ」の台詞(ここは七代目梅幸)。3日目の今日は弁天小僧の「しらざぁ言ってきかせやしょう~」。明日は忠臣蔵の勘平の「色にふけったばっかりに~」とのこと(→羽左衛門だったが15代目かしら?)。
赤坂治績さんについて検索したら、またまたなぁるほど。→こちらを参照。
著作はこちらを参照。
ちくま新書の『ことばの花道―暮らしの中の芸能語』あたりを買って読んでみようかという気になっている。
こういうお声かけをいただくと、今まで知らなかった方にも新しく出会えるということは、まさに人生の楽しみのひとつというところかと思った次第である。
それと地震などで被災した時用に、まともなラジオも持っておかないといけないなと痛感。