ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/12/06 NHKプロジェクトXで「ベルサイユのばら」初演が!

2005-12-06 23:21:53 | テレビ
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1974年(昭和49年)の『ベルサイユのばら』初演の東京公演、私は高校受験の年であったが、母は娘3人を東京宝塚劇場に連れていってくれたのだ。頭の固い私を少しでもやわらかくしようとしたのだが、予想を超えて一番ハマったのが私。高校時代3年間は東京公演がある月は通ったし、公演がない月は帝劇で東宝ミュージカル通いということになったが、全てはこの公演から始まったのだ。

今日の夕方、新聞でこの番組をチェックできたので、しっかりと録画しながら観ることができた。(ふだんは友人からの情報、ブログでの情報に依存してます。いつもありがとうm(_ _)m)
けっこう知らなかったこともあってそうだったのかあ、などと思いながら見る。現理事長で当時演出部門の若手だった植田紳爾が宝塚の舞台で癒されたことから大学で演劇を学んでから就職したこと。昭和40年代にこんなに宝塚に閑古鳥状態だったなんて知らなかった。長谷川一夫の俳優生命が絶たれるかという危機を救ったのが小林一三で、その恩義にこたえるために演出を引き受けた...なんて知らなかった~。

初演の企画が通った後、キャスティング、稽古、演出の変更などなどドキュメンタリーの映像は当時の映像も多用されている。当時も話題になって特集番組などがあったような記憶があるが、それも活用されている。
そして、いよいよ初演の舞台映像...。な、なつかし~い。アントワネットの初風諄の銀色に紺色のリボンのドレスでの登場なんて覚えてる~。なんて衣裳が立派なんだろうって感動しながら観ていたしなあ。オスカルの榛名由梨もそんなにイメージくずしてない、立派!って思った。フェルゼンの大滝子のとってもクサイ演技に惚れてお人形までつくったものだった(プレゼントしようとしたが勿体ないと母に言われてやめて今も手元にある)。

好評につき「オスカル・アンドレ編」の上演決定。有名な「今宵一夜は...」の場面に長谷川一夫が演出をつける。観て美しいポーズは演じる者の身体には相当無理な姿勢なのだという。ゲストの榛名由梨が女性キャスターをオスカル役にポーズをつけると痛たたた!になっていた。
それにしても榛名由梨アンドレと安奈淳オスカルのこの場面の映像は嬉しかった。舞台で観た頃の若かりし自分への懐かしさに思わず涙がにじんでしまった。

来年はマリーアントワネット生誕250年の年らしく、いろいろと関連する作品の上演が予定されている。宝塚でも宙組で『ベルばら~フェルゼン・アントワネット編』が上演される。どうもこっちのストーリーはあまり好みではないのでチケット入手の努力が足りない。でも観てもいいな。
写真は、プロジェクトXのHPより『ベルサイユのばら』初演の舞台写真。