Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

パーティの王のケーキ

2018-12-23 | 料理
金曜日の夜は自宅でパーティーだった。自分はやらないが家屋の下から招待状を貰ったのでいかないわけにはいかない。現実的に自宅にいて、下で騒がれて、ゆっくり出来なく、また籠っているとなるとやはり印象が悪い。そもそもパーティーの目的が近所付き合いのためということなら尚更だ。

正直なところ、何か持っていかないわけにもいかないので、その前にワインを試飲購入してきたりとこの忙しい時に時間の都合が必要だった。若干面倒な思いもあるのだが、近所付き合いは困ることもあるだろうから、やはり欠かせない。

結局18時から始めて、就寝したのは25時過ぎだった。悪いアルコールをチャンポンで飲んだが、シカ肉などを食したのでそれほど悪酔いはしなかった。しかし食事のためか下痢症状になった ー 果物と香料のパンチだ。仕方がない。

結局同じ屋根の下に住んでいる者は私を入れて二人だけ参加で、同じスクエアーの別棟の夫婦、ゼクトを持ってもう一人挨拶して直ぐ帰っただけだが、延べ20人ほどは来ただろうか。まあまあ賑やかで、もし私が招待されていなければ文句が出るほど騒がしかった。

興味深い話では難民問題で、難民申請の僅かな部分だけが本物で、それ以外は経済難民だとか、尤もな話で、強制送還よりも刑務所に入る方を選ぶとか、それ自体は全くご尤もな話しもあった。問題はそれらの事実関係を精査して、国の方針としてどのように対処するかだけでしかない。そうした考察の背景に、難民宿舎などの扱いの状況が悪化して、人権問題だとなる - つまりいま日本などがやろうとしている奴隷化への懸念からの議論である。

また興味深かったのはノルウェーからの移民のおばさんが作ってきたアーモンドケーキで、「王のケーキ - Norsk Fyrstekake」と呼ばれるものだった。その人の出身がアルミニウム産業の中心地で、全て水力でやっていたというが、温水プールだけでなく、日本と同じように不夜城だたっという話だった。日本も同じようなことだったと話した。そして一人当たりの生産量世界一のその豊かさはおばさんが驚くほどで、従来の簡単な湖畔の家の後ろにはハリウッドのような豪邸がそこら中に広がっているということだった。だからドイツなどの専門医が移住しているという話だった。

パーティーの前に八百屋で買い物を済ました。次回はクリスマス後の来週の木曜日である。そしてワイン屋に立ち寄ってパーティに持っていくワインを物色した。ヴァッヘンハイマーリースリング2017だった。そのほかにフォルスターリースリング2016の残りを買っておいた。

そして郵便箱に入っていた発注したケーブルを回収して、設置してみた。LANケーブルCat.6の製品だ。繋いでみて驚いた。付属のケーブルがCat.5eでルーターの性能からすればそれで十分の筈だったが、これに比べて送信周波数が250MHzと付属品の100MHzから伸びている。そして実際に使ってみると数値的には必要ない筈なのが、それこそ2倍以上の速度が出ている。つまり最初に使っていたCat.5からすると間違いなく10倍の速度である。これで先ず内臓HDDと同じようにNASが使えるようになった。Audacityの読み込みもあっという間に終わるようになった。これはとても喜ばしい。



参照:
興業師からのご挨拶 2018-12-21 | 文化一般
健忘症のミスタービーン 2018-12-22 | 暦

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2 コメント

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美味しそうなケーキの裏側 (old-dreamer)
2018-12-24 14:02:14
ノルウエーから移民のおばさんのケーキ、その名にふさわしくパーティの食卓を独占しそうですね。
彼女の出身地のことを知って懐かしく思いました。Norsk Hydro ASAという本社がオスローにあるこの国を代表する大企業だと思います。小生、若い頃に訪れたことがありました。エネルギー源が多様化する今日、豊富な水力を生かし、償却の進んだ発電所を保有し、現在でも強固な国際競争力を持っているようです。日本の不夜城は虚飾の感がありますが、同社の場合は安価で堅実な電力の余剰部分で支えているのでしょう。ちなみに、日本ではアルミニウム製錬業は競争力を失い全て閉鎖されてしまいました。ノルウエーから地金(インゴット)を輸入しているかもしれません。
充実した音楽評論、楽しみに拝読しておりますが、クラシック音楽の環境が充実していない日本では、残念ながらチケットも高く、文字通り「高値の花」の感がします。美術の世界もかなり海外からの借り物で維持されています。
新年が良い年になることを祈りますが、ドイツも日本も多難な時代になりそうです。
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Notodden (pfaelzerwein)
2018-12-24 20:32:57
よくご存知でした。恐らく上の町でしょう。アルミは流石にという話しをしましたが、豊かさは驚くほどということでした。

また、故郷を久し振りに訪れると若い人の髪がとても明るい色と驚いてました。こちらがやはり南国で髪が黒ぽいからということにしておきました。

こちらでも劇場は特に音楽劇場は予算が掛かり過ぎるので公立でないと難しいです。大管弦楽団も淘汰されていく傾向にあり、益々贅沢になる傾向は否めません。

美術は競売での高騰で公立が買えなくなってきているようです。各国の美術館と上手く交換展示していくぐらいでしょうか。
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