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きのうの夕方。夕日と飛行機雲が見える。
しばらく、窓越しに、その風景を眺めている。大きく、長く雲は尾を引く。これが、彗星ならば、とふと思う。これが彗星だったら、それは、大変なことになりそうだ。
McNaught彗星(C/2006 P1)が、南半球で観察できるようになって、その写真を見ている。これは、なかなか壮大、雄大、加えて、エキセントリックで、想像を超えるものがある。さらに、その写真の説明を見ていると、おなじみというか、知ってるカメラメーカの名前がぞろぞろ出てきて、いやはや、お手上げ状態である。みんな、高級なカメラを使ってるんだなー。奥さんと子供さんと、自分も写っていたりする。こうゆうのは、天体写真では、なかなかない。
この彗星は、軌道は、今のところ、双曲線を描き、さらに黄道面からずっと離れてゆくので、やはり太陽に戻ってくることはないように思われる。一度きりの大舞台を見せてくれて、静かに生まれ故郷に帰ってゆく。だが、これから先かなりの間、この彗星は、忘れられることはないであろう。