小雨のバラの色

　　雨は降りそうで、降らない。
　　それから雨は降りそうにない時間も続いた。
　　それでまた降りそうで、降らない時間。
　　こうなると、もう雨は降らない、と思う。

　　案の定、外に出て、もうカメさんを手にしていたが、
　　途中から雨が降った。
　　ついていない。惜しい。運がない。
　　曇り空のお天気がよかった。

　　最初から、傘を差していた。これが意外といいかも。
　　傘と雨に慣れるというのもありそうだ。
　　午後3時まで、気象台の値だが、観測される降雨量は
　　ずっと、0mmである。

　　それで、曇りのときもあって、小雨のバラがあった。





　　黄色いバラ。花もたくさん。きれいな花だが、位置的なもの、花の配置
　　に少し間隔があって、やりにくい。で、ほとんど一つずつ。




　　花の形もいい。小雨が降り始めて、その雫がこの花びらに見える。




　　それぞれの美しさ。バラらしい感じがある。




　　変則的な位置から。賑やかな様子。奥のほうにも花と蕾がある。
　　惜しいとか個人的に思う。




　　植物系のバラとか書いたときがあったが、これはさすがにおかしく、草
　　食系はこれは今だと人のことで、バラだと草のような、というのがいい
　　か。時間がたって、いい花はなくなっていた。ブレる寸前。




　　上の赤いバラもビロード地の感じがあるが、これもそうで、肉眼だと
　　わかりやすいが、写真だとどうか。




　　露光時間もブレる限度を超えている。全体的にぼんやりとするのはしょ
　　うがないところで、これがいい感じに見えるかどうか。

　　本降りの雨、と雷が鳴り始める。