俳優 エミリオ・エステベス(写真:左) が主演、脚本、監督。
公共図書館の元副理事のエッセイに着想を得て10年をかけて完成。
へー…
さて出来はどうでしょう。
彼は、シンシナティの公共図書館で働く職員を演じている。
季節は冬、記録的な大寒波が来襲し、図書館には暖を求めるホームレスが開館前から行f列。
彼らは昼間を図書館で過ごし、夜はやはり公共のシェルターへ。
ところが、あまりの寒波続きに、シェルターのキャパを超えるようになり、死人が出る。
そうなるとホームレスも閉館時間になっても帰れない…
そんな臨界点に達してしまった、究極の1日を描く。
ホームレスのリーダーが約70名とともに、閉館時間になっても席を立たない。
寒さをしのぐために、図書館をシェルター代わり使わせてくれという主張。
警備が追い出そうとするが、頑と動かないまま、閉館時間が過ぎる。
主人公は彼らと交渉しているうちにその騒ぎに巻き込まれる、というか首謀者にされてしまう?
彼に対する人物たちの配役がなかなか豪華!
・アレック・ボールドウィン 警察の交渉人
・クリスチャン・スレーター 市長選を狙う弁護士
・ジェフリー・ライト 図書館の責任者
・ジェナ・マローン 同僚
と外から主人公を見守るだけでなく、主人公の正義を主張し続ける、
・テイラー・シリング 主人公の恋人
彼女の視点も入って、外側でどんな騒ぎが拡大しつつあるかを伝える。
当然のように、
・警察による包囲 で喧騒状態化
さらに、
・マスコミによる、テレビ報道が出来事を誇張しはじめ、「事件化」し騒ぎたてる。
主人公は止むに止まれず、交渉人との窓口を始めるがいつの間にか「首謀者」扱いに!
でフツーにいけば警官隊突入 → 怪我人多数、へたすれば死者も出かねない状況….
タイトルにもあるように、ある「発想」がピンチの主人公たちを救うことになる。
その「発想」が功を奏するわけだが!
サスペンスが高まった中で、その手があったか!的なフィニッシュにおおいに満足できた。
結論:いかにも実際に発生しそうなリアリティのある お薦めの シチュエーション・サスペンス!