日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

ピースの又吉 直樹氏 が書き、芥川賞を受賞した作品。

Netflixでの映像化を皮切りにそれがNHKでも放送、漫画化、で遂に映画化!

 

 

どんな世界でもその時代を突き抜け、世の中化できるのは、ほんの一部。

「お笑いコンビ」の芸能生活の悲哀を、主人公 徳永 と彼が弟子入り志願した先輩 神谷を軸に描く。

 

この神谷を演じた 桐谷 健太(写真:左) の演技が印象的。

原作にある神谷の「狂気」がカラダから発散されているかのように感じた。

(テレビ版をみていないので言い切れるわけではないが)

 

 

その点で「映画」ならではの面白さがあったかはコメントできないが、長々とコントを見せられるよりは締まってる2時間では?

又吉 直樹氏 が表現したかっただろう世界そして芸への情熱・哲学を十分に楽しめたのは間違いない。

 

先にもふれたように、どんな世界でもその時代を突き抜け、世の中化できるのは、ほんの一部。

成功を夢みて一旗立ててみたものの、じわじわと時代から取り残されてしまうかも、な恐怖。

この恐怖が、2人のボケ・ツッコミ会話から浮かび上がってくるサマが見もの。

 

 

 

最後に、この映画についての評論の一部にこの映画らしく、ツッコミを入れて終わりたい。

 

この映画を「青春もの」とする記事を幾つか見かけた。

そう決めつけるのはたやすい。

だが、時代との軋轢・恐怖 はいつの時代、たった今の瞬間にも、それは、ある。

 

で小谷正一の名言を。

 

「いつだって時代は過渡期だし、キャンパスは真っ白なんだよ」

 
 


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (クマネズミ)
2017-12-23 21:55:18
今晩は。
見解の相違であり議論しても始まりませんが、「長々とコントを見せられるよりは締まってる2時間では?」とのご指摘に関しては、クマネズミには、逆に「M1グランプリ」の2時間のほうが詰まっているように思えたところです(「もっと面白くできるのではないか」と批判する先輩・神谷に対して、徳永がキレて、「そんなに言うなら自分でやってみたらいいんじゃないですか」と食ってかかるのが象徴的です。あれこれ論評するよりも、お笑いはとにかくやってみて人を笑わせなくてはなんにもなりませんから)。

〔以下は、インプットミスと思いますので、ご覧になられた後は、このコメント自体を削除されて結構です。というのも、「主人公 神谷 と彼が弟子入り志願した先輩 徳永」と書かれておられますが、「神谷」(桐谷健太)と「徳永」(菅田将暉)とは逆で、主人公が徳永です。また、「2丁拳銃の 菅田 将暉」とありますが、「2丁拳銃」の川谷修士が演じたのはスパークスの山本です。さらに、「原作にある徳永の「狂気」」に関しては、スパークス解散直前の漫才ではそうかもしれませんが、むしろ、天才肌の神谷先輩に「狂気」が宿っていたようにも思われます〕
 
 
 
Unknown (onscreen)
2017-12-25 14:26:19
<長々とコントを見せられるよりは

これはネットフリックス版のことを言ってました。
M1グランプリはみていませんので、何とも...

あとご指摘ありがとうございました。
直しておきますね!

プレス資料を入手してたんですが、書いたときに
持っておらず、記憶を頼りにしてしまいました。
年末の「やっちまったな!」になりました(笑)
今後ともよろしくお願いします!

 
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