よくある人生訓の本だと思いきや、著者は 生物学者
このため、ほんの論旨のロジック展開がいちいち「理系」(笑)
という点で、とても新鮮な読書に!
だいたい、冒頭から焦る。
→ 人間の寿命は38歳です
→ 医療の発達や栄養状態が良くなったために延びた
という前提から、生物学的に考えると40歳以降は自分なりの規範を掲げ上手に楽しく生きるようにした方が正しい、と。
それを一言にいうと「生き方上手」
(対比の概念は「生き方下手」)
75歳の著者がにそう語られると、思わずこんな言葉が。
「なぜ、この本ともっと早く出会えなかったのか!!!」(笑)
その後は恋愛論、生命論など多岐にわたるが「理系」という芯があるので、散らかっている印象は全くなかった。
後半の第4章に登場する「金沢城のヒキガエル」の事例はそのいい事例で、「理系」の力が説得力を増し迫力があった。
この「金沢城のヒキガエル」についてはお読みいただくことで参考にしていただきたい(笑)
結論:生物学者 が著者、だという点において、捨ておけないロジック展開の 人生訓。