デイミアン・チャゼル監督の最新作。
彼といえば、「セッション」→「ラ・ラ・ランド」と躍進中の監督の一人。
その デイミアン・チャゼル監督の最新作は → 1920年代。
サイレント → トーキーへの移行する真っ只中の ハリウッド にフォーカス!
サイレント → トーキー というと、「アーティスト」とか某「超有名映画」が既に存在する。
そこで? チャゼル はその対比を強調する作戦をとったか、サイレント末期を豪華絢爛で破茶滅茶な世界に。
どうもこれが裏目に出て、「退廃的すぎる」などの批判を受けた。
さらに前半のその部分がしつこ過ぎたか?映画の全長が × 189分(3時間超)なのもその批判的な口調に加担したよう…
一方で当ブログ的には、ラスト30分の物語の収束部分 の素晴らしさにおいて、この映画は「傑作」評価。
デイミアン・チャゼルの 映画愛 が炸裂しているある意味「偉大」な一本、だと。
どう収束するか。
未見の方は直ちに何らかの方法で確認されたし!
あっもうひとつ。
演技でいうと、意外に重要な役で元バットマンの トビー・マグアイア の怪演が面白い。
(写真:右下。 面白いことに、ポスターによっては 隠れキャラ化 していた!)
結論:「退廃的すぎる」などと敬遠されがちだが、実は デイミアン・チャゼルの映画愛が炸裂しているある意味「偉大」な一本。
映画好きの人なら大概喜ぶような最後でしたね。
一部批判的な人に関しては、拙ブログで書いたように反論しました。
それまでの退廃的な部分も僕は面白く観ましたが、汚らしい部分は厭でした。この映画に限らず21世紀アメリカ映画に目立つ汚さには閉口します。