「夜顔」は、60年代にブニュエル(スペインの映画監督)が撮った「昼顔」を下敷きにした続編にオリベイラ監督(鹿島の監督じゃないよ~ポルトガルの名匠)がチャレンジした一品。
昨年末に届いた、衝撃の1本だった。
その時の一言感想=「小品だが、きっちり毒がきいた大人向け映画」
DVDが先月の9月26に発売されたとともに、レンタルでも借りられるようにはなっている。
公開で観れなかった方がどんな感想をアップしているんだろうか、とふと思ったので昨日「夜顔」で検索してみた。
ところが、検索結果が1件もない!
オリベイラ、やはり猛毒か(笑)
公開時の感想を以下引用したい。
<主演の二人がセリフとともに醸し出すムード、そして時折挟み込まれるパリの風景、
<これらを存分に愉しむことができるか。そして秘められた毒を感ぜられるか。そんな映画。
<どのシーンも質が高く、濃密。
<特に食事のシーンでのやり取り及び「無言」の空間のパワー、そしてバーでの台詞などが強い印象を残す。
<撮影でも、そのバーのシーンの鏡を駆使した手法に唸らされる。
<マネの「ベルジュール劇場のバー」を思い出した。
<さすがルイス・ブニュエルに捧げただけあって、ブニュエル臭がたちこめる瞬間が
<あり、ゾクゾクする(そういう人には)
<こんな作品、ブニュエルを知らない人にはとても薦められない。
<ウカツに手を出すとそれなりにちゃんと火傷する、そんな映画。
<1時間10分の小品ではあるが、毒がきっちりと込められている。
<「性」(セイ)は肉体的に枯れたとしても、「生」(セイ)とともに香る。
<以前に劣らず強烈に。
実は、明日の深夜、 WOWOWで『 夜顔 』と『 昼顔 』の連発放送がある。
100才(!)の名匠がかました、この一発。
WOWOW加入者で興味のある方はチェックされたし!
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私も会話なしの食事シーンを長時間流しっぱなしだったのには驚きました。
気になって仕方が無いのは果たして旦那が真相を知っていたのかと謎とプレゼントの箱の正体(笑)ですね。
先日昼顔をみたのですが、after夜顔だとまたおもしろさが違いますね。
映画って深いなあ...