今年は、モーツァルト生誕250周年、約2ヶ月前の1/27金曜はそのお誕生日でした。
そこで、モーツァルトの数多い名曲のうちから、「実は名曲」を少しずつ紹介していこうかな、の第9回です。
前回いきなり変化球にいってしまったので...
大幅方向修正し、そろそろ歌ものにいってみたいと思います。
今日は、リートK.53 An die Fraude です。
一気に初期のモーツァルト、まだ12歳の時の作品です。
天然痘にかかった本人と姉を、直してくれた医師へのお礼の1曲。
視力を失いそうなほどの病状から回復した感謝の気持ちをこめた1曲。
そして、初めてモーツァルトが書いた独立した歌曲として有名な1曲です。
素朴な繰り返しのやや多い曲ですが、30曲以上あるモーツァルトのリートたちの最初の曲にふさわしい作品と言えましょう。
モーツァルトのリート群も、他のジャンルに劣らず、そのシンプルさにおいて魅力の尽きない世界であり、少しずつ紹介していければと思います。
(次回に続く)
| Trackback ( 0 )
|