日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



WOWOWで先日放送されたHBO制作「バラク・オバマ 大統領への軌跡」。

視聴前に最も期待していたことは以下。
<2007年2月から翌年11月にかけて繰り広げた選挙戦を記録したものなので、
<ちょうど民主党の大統領候補に立候補したところからの内容となる。
<ヒラリー・クリントン、そして一般投票での最終決戦を共和党のジョン・マケインと選挙戦を繰り広げていく様がドキュメンタリーされるわけだ!
<その選挙活動は当選後、メディアの新しい使い方として注目を浴びた。
<(参考 当ブログ 2009-08-23 読後評:YouTube時代の大統領選挙 )
<選挙スタッフの活動も多く登場するということなので、そういう点でも注目したい。


結果からいうと、残念ながら番組ではこのニーズがあまりかなわなかった。
ので、パラパラとオバマ本をチェック。

そうしたところ、この「オバマ現象のカラクリ」 はタイトルの微妙にきな臭い感じ(笑)とは裏腹に、この点については、十数ページふれられており、惹かれたフレーズもあったので、これを読んでみた。


メール、YouTube、My Space などのSNSが駆使されていたのはまず前提。
これにBarackobama.comでのSMO、という考え方をフル導入して上記の拡大を最大限にまで高めた。
さらに選挙ツール、Obama Mobile というブラックベリー用オリジナルソフトを用い、その「草の根運動」を連携化。

こうして優位を作り出していったことが、簡単ながらふれられていて、多少ながら目的は達することができた。
(ただこれらは文章でしか表現されていないので、写真、図でもっと詳しくみたい気はしたが そういう本ないかなあ...)


番組・本を通して、より理解できたのは、オバマ・キャンペーンの全体像。
1.選挙のプロたちが、
2.このネットのパワーを最大活用しながら巨大な組織をつくり上げ、
3.その結果できた、小口献金による「潤沢な資金」を元に、
4.刻々と変わる情勢に的確に判断を下し、
5.その時点で最も正しいコミュニケーション・テーマを
6.あらゆるメディアを使って対抗陣営と闘ったこと。

今年のカンヌに新設された「PRライオン」賞をこのキャンペーンが獲得したのもよく理解できる!

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