2度のカンヌ主演賞を授与されている イザベル・ユペール Isabelle Huppert(写真:左)が主演。
ちょっとしたきっかけから、パリへの一人旅行をでっちあげ実行するイザベル。
(もっともそのウソは直ぐにバレてしまうのだが)
ノルマンディで畜産業を営むダンナ= ジャン=ピエール・ダルッサン(写真:右)は心痛める…
というと、すごく暗い映画のよう思えてしまう(笑)
が、そういうトーンでは無く、淡々と日常っぽく進む。
このため、安心してイザベルの冒険に身を委ねることができる。
ベテランの主役両名の演技がその理由か。
特にジャン=ピエール・ダルッサンは、過去ベストじゃないかな?
一方でちょと残念なのは...
タイトルからして、どうしてもパリの風景に旅情をかきたてられるのを期待してしまう。
が、ウディ・アレンの魔術(ミッドナイト・イン・パリ)には全く及ばない。
彼は「世界5大都市」の素敵生活マニア、だから仕方ないか!
せっかくノルマンディ vs パリ、という対比するには完璧なセッティングなのに...
結論:フランス映画っぽい、大人のための、円熟とまではいわないが、ちょっとした小品。
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