賛・否両論(ていうか、ほとんどボロクソ)渦巻いた、MoMA でのビョーク大回顧展。
会期も終了したところで、当ブログの見解をば!
はっきり言って、この展示、印象に差がつく理由は明確!
それは・・・
この展示に エントリーするゾーンは大きく2つに分かれている。
1.吹き抜けからエントリーするシアターから(写真)
2.または更に上の階から入場(予約制)
この1.か2.のどちらかかで、印象が真逆になるのだ!
1.シアターの内谷は、最新アルバムからの"Black Lake"
このシアターが実は半端ない!
シアター内部は、前後に大スクリ―ン。
両側で上映されるのは、シンクロしつつも微妙に違うカットの映像。
しかもシアター全体に数百個のスピーカーが埋め込まれている。
各スピーカーが違う音を出しており、
なので鑑賞者はスペース内を歩き回り、個々人のオリジナル体験、となる。
この完璧なシアターで、実生活の「先恋」を赤裸々に表現するビョーク。
こりゃ、ビデオプロモ、という領域をぶっち切ったパフォーマンス!
流石 シネマとタイトルについているのも伊達じゃない。
展示が完了したのを契機に、今では10分の映像が公開されてはいる。
が、それではシアターの体験とは全く別物・・・
で2.
予約制で、指定された時間に行ってみると、渡されたのはiPod。
まるで学園祭のお化け屋敷大の広さのスペースが区切られ、作品ごとに区別け。
そしてアルバムごとに、曲(5分~20分 笑)を聴きながら狭いスペースで立ったまま鑑賞。
確かに貴重な展示もあるにはあるが、MoMAの刺激的な各展示の中で、こりゃ アウトだわ!
というわけで結論。
1.→2.の順番でまわった人→ 2.はダメダメだが、1.が凄いから、まっいいか?
2.を最初に、の人 → 何だコレは!(怒)、えっ1? 行ってない(笑)
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